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好きなカードを紹介していく。第九回「ドリーム・ホール」

 ごきげんよう。本巣だ。今日は、コンボデッキビルダーが注目するあのエンチャントを紹介しよう。

 

 これだ。

 

ドリーム・ホール (3)(青)(青)
エンチャント

呪文のマナ・コストを支払うのではなく、その呪文のコントローラーは、その呪文と共通の色を1色持つカードを1枚捨ててもよい。

 

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 何やら、よくわからない事が書いてある。

 詳しく確認して行こう。

 先ずはコスト。無色の3点と青のシンボル2つを含めた合計5マナ。エンチャントの中では重い部類に入る。オーラでもない、一般的なタイプのエンチャントだ。

 その効果は、呪文のマナ・コストを支払う代わりに、手札に持つ共通色のカードを捨てる事で、マナ・コストを無視して唱える事ができる、というものだ。いわゆるルール変更カードに属するエンチャント。つまるところ、手札のカードを「意志の力」や「誤った指図」のような、手札を捨てるタイプのピッチスペルにする事ができる。

 これだけ見ると、非常に強力なカードである事がわかるだろう。実際に強力だ。

 具体的には、先日紹介した「大祖始」などのカードも同色のカードで唱える事ができるようになる。おまけに「大祖始」は5色カードである。無色のアーティファクトやエルドラージに関連する無色の呪文でなければ、大抵唱えるコストにできてしまう。ゲーム終盤で手札で腐っていた「マナ漏出」なども代替コストとして大呪文や大型クリーチャーを唱えるために使えるようになるのである。

 しかし手放しでは喜べない。確かに強力な効果だが、そのために手札1枚を消費してしまう。以前の記事でも書いたように、この手のゲームは如何に使えるカードを増やすか、相手の使えるカードを減らすかという性質のものになりがちだ。であれば、通常よりも1枚余分に手札を消費して使うスペルは余程の大呪文でなければ元が取れない。

 そしてもう一つ弱点がある。それは、相手もこの効果が使えてしまう点だ。例えば、同じ青が相手なら、「対抗呪文」が実質「意志の力」のように使えてしまう。おまけにライフの支払いゼロで、だ。またアドバンテージを獲得できる「連絡」や「好機」などのドロー呪文を連発されると、みるみる手札の枚数差が広がっていく。パーミッションを相手にする場合は慎重にならなければならない。

 しかし、相手がアドバンテージを稼ぐことに不得手な色(赤や緑)ならその心配も軽減されるだろう。

 

 

 使い方を考える

 

 非常に強力、かつリスクもあるカードである事はお分りいただけたかと思う。それでは、どんなデッキならばこのカードを有効利用できるのだろうか。

 私は、是非ドロー系コンボデッキでの使用をオススメしたい。

 やり方はこうだ。

 先ず第一にドリーム・ホールを出さなければならない。1ターン目に「シヴィエルナイトの寺院」を置き、2ターン目に「古の墳墓」や「裏切り者の都」と「水蓮の花びら」を置き普通に唱える。あるいは、1ターン目から「古の墳墓」などの2マナ土地と「睡蓮の花びら」で「実物提示教育」を唱えて着地。

 次に使うのは「マナ切り離し」だ。これでライブラリーの土地を全て追放してしまおう。マナが残っていないかとは思うが、そこは「ドリーム・ホール」の代替コストで支払う。先行ではここでカードが尽きてしまうだろう。後攻、かつ、手札にドロースペルが2枚揃っていればコンボスタートだ。「時間の滝」や「流れ込む知識」を連発し、ひたすらドローする。そこで引いてきた「残酷な根本原理(効果の一部に対戦相手は5点のライフを失う、というものがある)」や「ウルザの罪(効果の一部に各プレイヤーは4点のライフを失う、というものがある)」を連発し、相手のライフを0にする。最速で後攻1ターン目に始動するため普通のビートダウン相手であれば先ず止められない。動き出せば冗談のようにライブラリーを引きまくり、引いたスペルで対戦相手を地獄へ落とすだろう。

 近年ではさらに派手な効果の「全知」なるエンチャントがあるが、あちらとこの「ドリーム・ホール」では一長一短だ。確かに「全知」は完全にマナ・コストの支払いを0にでき、かつ手札のディスアドバンテージも無い。しかし、エンチャント自体が10マナと重く、素出しは不可能に近い。一方「ドリーム・ホール」は効果でディスアドバンテージを負うものの、コストは5点と素出しが現実的だ。デッキによっては、「ドリーム・ホール」を先に着地させ、その効果で「全知」を唱えるという面白いものもあるようだ。


 このカードを総評すると

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・力を発揮できるデッキは限られる)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・ピッチスペルで唱える呪文を探すのは面白い)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・安定性は低いが、コンボ始動が早い)


 完全にコンボ向けのカードだが、"コストを踏み倒す"という効果はとても夢がある。収録セットは古いが、手に入れた方はデッキを考えてみては如何か。

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