好きなカードを紹介していく。第十五回「対抗呪文」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、青使いなら誰でも知っている例のスペルを紹介していこうと思う。

 こちらだ。

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。

 

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 ようやく出たか、という声が聞こえてきそうである。私も青を愛するプレイヤーだ。可能な限り魅力を伝えたい。

 では、早速詳細をみていこう。

 先ずはコストだ。青のダブルシンボルのみ。点数で見たマナ・コストは軽量だが、色拘束が強く、青の濃いデッキでなければ最速で構えることは難しい。

 では次に効果を見てみよう。テキストには、対象の呪文1つを対象とし、それを打ち消す、とある。

 さて、では呪文とは何だろうか。

 戦場に出ているパーマネントを対象に取ることができるのはわかりやすいが、呪文というのは何を指すのか。改めて解説していこうと思う。

 先ず、MTGというゲームは全てのプレイヤーがプレインズウォーカーという設定だ。プレインズウォーカーはあらゆるものを呪文によって作り出し、戦場へと送り出す。ライブラリーは、自慢のスペルを揃えた呪文集で、それらから呪文を引き出し、唱える。

 この"唱える"という動作がポイントだ。基本的に、土地以外の呪文は効果を発揮する前に唱えなければならない。これはパーマネントであっても、インスタントやソーサリーなどの使い捨て呪文でも同じである。

 そして、唱えられた呪文はすぐにその効果を発揮するわけではなく、一時的に"スタック"と呼ばれる場所へ置かれる。これは呪文や能力などを処理するための仮想領域で、プレイヤーが呪文を唱えると、それに対して何かアクションを取るのかの判断が対戦相手に移る。ここで相手が呪文を唱えたり、効果を使う選択を行わなければ、スタックの一番上に置かれた呪文が効果を発揮するのである。

 ここで気づくと思うが、スタックに乗せられているのは、カードタイプを問わず、全て呪文という点だ。ということは、この「対抗呪文」で対象に取れるのは全ての呪文、という事になる。

 そして肝心の"打ち消す"というキーワード。これは、「対抗呪文」が唱えられ、無事に処理される段階に入り解決された場合、対象とした呪文をスタックから取り除き、墓地へ送ってしまう能力だ。よってこの「対抗呪文」は、全ての呪文を青2マナと1枚で"なかった事にしてしまう"のである。

 

 一大勢力を誇ったパーミッション


 パーミッション。その意味は、「許可」だ。サーバー関係の仕事をしていたりする方でなければ、なかなか馴染みのない単語だろう。青系コントロールで打ち消し呪文が多く搭載されたものをパーミッションと呼ぶ。

 その意味だが、青を相手にする対戦相手にとってはその呪文が通るかどうかわからない。よって、スペルを唱えるたびに「通りますか?」と"許可を求める"のである。これが名前の由来だそうだ。

 昨今では打ち消し呪文の衰退が著しいが、かつては青単と言えばパーミッションだった。特に緑などは、大量のマナを注ぎ込んだフィニッシャーをあっさり打ち消されてしまうため非常にやりにくい相手だった筈だ。

 そのチューンも様々だが、13枚以上の打ち消し呪文を搭載したタイプはメガパーミッションなどと呼ばれたりもした。

 しかし、強力なカードではあるものの、この呪文の扱いは難しいと言わざるを得ない。何故ならこのカードは1対1交換だからだ。つまり、このスペルでハンドアドバンテージやボードアドバンテージは得られない。

 また、確実に呪文を打ち消せるとは言え、手札の枚数は有限だ。そしてライブラリーに12枚搭載していても、それらが手札に必要数用意されているとも限らない。よって、許可を出すプレイヤーにもセンスが問われる面白いカードだ。

 更に、最近では救済措置のような"打ち消されない"スペルも増えつつあることも逆風だ。緑のスペルで必死にランプアップして大呪文を唱えても、それがたった1枚で対処されてしまってはバランスに問題があると考えたのだろう。青を愛用していた筆者としては、カウンターの弱体化は残念に思う。しかし、MTGのプレイヤーが増えてくれるのならば、それに勝る喜びはない。より多くのプレイヤーがより楽しめれば、それに越したことはないのである。

 このカードを総評すると

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・近年の打ち消しより確実に一段上の性能)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・使用者のセンスと判断力を問われる)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・いやらしいが対処方法も十分にある)



 今回はアンリミテッドエディションから収録されている往年の打ち消し呪文を紹介した。予算的に難しいかもしれないが、興味が出たならレガシーなどの環境で青系コントロールを組んでみては如何だろうか。

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