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好きなカードを紹介していく。第十九回「引き裂かれし永劫、エムラクール」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、あの「大祖始」と並ぶ、モダンクラスの大型フィニッシャーを紹介しようと思う。


 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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引き裂かれし永劫、エムラクール (15)
伝説のクリーチャー - エルドラージ

引き裂かれし永劫、エムラクールは打ち消されない。
あなたが引き裂かれし永劫、エムラクールを唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(有色の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。

15/15

 


 もはやツッコミどころしかない。あらゆる点で規格外のクリーチャーだ。

 しかし慌てず、いつものように詳細を確認していく。

 先ずはコストだ。(15)。不定マナが15点も必要なクリーチャーなど、先ずお目にかかれない。「ドラコ」が(16)だが、あちらは版図によって軽減が可能だ。最大で(6)まで軽減され、9/9飛行というサイズを考えればかなりコストパフォーマンスは高い。しかしこいつはどうだ。軽減可能な能力は持っていない。

 が、サイズも「ドラコ」を遥かに超える15/15だ。一体誰が作ったオリジナルカードなのかと笑いたくなるレベルである。おまけにこれが飛行し、色のついた呪文を受け付けないという防御能力まで持っている。また、滅殺なるキーワードまで有しているのである。

 滅殺を知らない方のために説明すると、滅殺Xを持つクリーチャーが攻撃した時、防御側プレイヤーはX個のパーマネントを生け贄に捧げなければならない、というものだ。

 さらに、このクリーチャーの滅殺は6もある。通常の攻撃性能だけでも異常なうえ、さらに反撃の芽まで摘み取っていく容赦のない数値だ。ゼンディカーで登場したキーワードだが、あまりの理不尽さに、かなり不評であったそうだ。よってそれ以降、滅殺持ちのクリーチャーは登場していない。

 また、このクリーチャーは打ち消されず、唱えた時に追加の1ターンを得られる能力も持っている。確かに15マナという重さは非現実的だが、キャスト時に「時間のねじれ」が誘発すると考えると破格のコストパフォーマンスだ。

 あらゆる点で規格外。そしてWoCが危険だと判断しているからこそ、このカードもリアニメイト阻止の効果を持っているのだろう。

 これだけ派手で魅力的なこのカードを、どのようにして使えば良いのだろうか。

 

 

 基本的には踏み倒す

 

 さて、現実的に考えてこのクリーチャーのコストを支払うのは馬鹿馬鹿しいと言わざるを得ない。色指定がないとはいえ、15点である。これだけのマナを普通に出そうと思うと、キャストする前に二回は死んでいる。

 真面目にプレイするとなるとかなりのマナブーストが必要だ。だが、このクリーチャーを出すまでに、ゲームを決められるだけのパワーを持った呪文をいくらでも唱えられる。戦場に出すことだけが目的ならば話は別だが、勝利を目指すのならばこれも非効率的だ。この点は「大祖始」との共通点が多い。しかし、「大祖始」とは違い、マナを出すことに特化したpostならば通常のキャストに漕ぎ着けられるだけのスピードが出せるだろう。無色マナでもキャストできる点は、このカードの利点だ。

 さてそうなると、あとは踏み倒すしかない。

 しかしこのカードは、上述の通りリアニメイトが難しい効果を持っており、インスタントのリアニメイト呪文しか受け付けない。「その場しのぎの人形」などはプロテクションを持っているこのカードとシナジーがあり面白い組み合わせではあるが、ルーターなどで墓地に送る手間を考えると、最適解とは言い難い。

 残るは、ライブラリーから直接戦場へ出すスペル。「変身」「先駆ける者、ナヒリ」「中心部の防衛」などで正規のコストを踏み倒して戦場へと着地させる。追加ターンを得られない点は許容するしかないだろう。そもそも、土地4枚程度が戦場に出ている進行度で出て良いクリーチャーではない。

 しかし弱点もある。例えば対象を取らない「神の怒り」、あるいは戦場へ出た時の誘発型能力である「停滞の罠」、「ゲスの評決」などの布告系除去で対処されてしまう。特に「神の怒り」や「停滞の罠」は、このカードを守る手段が少ない為非常に厄介だ。布告系除去は「大祖始」で紹介した方法と同じく、別のクリーチャーを用意すれば回避できる。

 しかし、相手が対処できないなら勝利は目の前だ。一瞬で対戦相手を滅ぼし尽くすだろう。

 このカードを総評すると


強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・異常な攻撃性能。更に戦場に出れば隙が殆ど無い)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・何とか踏み出して戦場へ出したい)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・リセットか「停滞の罠」のような効果による除去が無ければ詰み)


 「大祖始」と同じように、あらゆる意味で派手、かつ理不尽な性能を持ったクリーチャーだ。正直なところ、私も初見でオリジナルカードなのではないかと疑っていた。ランプ・コンボデッキ使いの諸氏は、ぜひ使ってみて欲しい。

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