好きなカードを紹介していく。第二十六回「グリセルブランド」

 

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、あのエンチャントの効果を擬似的に搭載してしまった凄いクリーチャーを紹介しよう。

 こいつだ。

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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グリセルブランド (4)(黒)(黒)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー - デーモン

飛行、絆魂
7点のライフを支払う:カードを7枚引く。

7/7



 重い、でかいと、黒のデーモンらしい豪快な第一印象だ。

 早速詳細を見ていこう。

 先ずはマナコストだ。黒のクアドラプルシンボルという、非常に強い色拘束があり、その上点数で見たマナコストは8点にもなる。普通のデッキではとても素出しできないようなコストである。

 そしてサイズは、コストに見合う7/7だ。火力などではまず死なないタフネスの上、クロックは7で三回も攻撃すれば相手を倒せてしまう。

 もちろんこれだけではない。この「グリセルブランド」は飛行と絆魂まで持っている。毎ターン飛行によって安定したクロックを刻めるだけでなく、その打点がそのまま自分のライフになってしまう。一度でも攻撃が通ってしまえば、相手のやる気はガタ落ちだろう。

 だがこのクリーチャーには、回収したライフを使うもう一つの能力がある。

 それは、ライフを7点払うとカードを7枚引ける、というものである。正直なところ、完全にデザインをミスしているとしか思えない強さである。一体何を考えてこのような効果をつけてしまったのか。

 確かに本体が重く、このクリーチャーを戦場に出すことが難しいと考えると、相応のパワーなのかもしれない。

 しかし、それはスタンダードに限った話である。

 バーゲンの再来



 かつて、「ヨーグモスの取り引き」というカードがあった。6マナのエンチャントで、ライフを1点払うとカードを1枚引ける、というものだ。高性能なドローエンジンだが、代わりにデメリットがついており、ドローステップにカードを引けなくなってしまう。

 WoCはこれで調整したつもりだったのだろうが、6マナエンチャントとはいえ、この効果はあまりに強力すぎた。

 一方、この「グリセルブランド」は8マナで、以前より重くなっており使いにくいような印象を受ける。しかしクリーチャーになったことによりより戦場に出す難易度が下がってしまった。またドローステップにカードを引けないデメリットも無い。下手をすれば本家より強いほどだ。

 

 カードプールの広さ=強さ

 

 この手のカードは、いかに正規のコストを踏み倒して戦場へ出すかが鍵だと何度も申し上げているが、この「グリセルブランド」も同じように踏み倒し手段が有効だ。

 そして、これだけ強力な効果を持っているのにもかかわらず、リアニメイト阻止の能力がついていない。これによってソーサリー呪文によるリアニメイトも実現し、フォーマットによっては1ターン目に着地してしまうような事態もありうるのである。

 「御霊の復讐」など、例え1ターンでも戦場に出てしまえばもうこのクリーチャーの独壇場だ。対戦相手からすれば、何が起こったのか認識できないスピードである。大量ドローから嵐のようなコンボが飛び出し、気が付けばライフが0。

 こうした事態がモダンで起きてしまう。正気とは思えないコンボスピードだ。

 

 小回りの問題


 もちろん、強力なこのカードにも欠点はある。それは、7枚ずつしか引けない、という点だ。本家であればライフ1点につき1枚のカードを引くことができたが、このカードは7枚という縛りがある。ライフが6点しかなければ1枚も引けない。コンボのスタートが遅ければ、十全の力を発揮できないシーンがあるかもしれない。

 

 やはりコンボデッキに

 

 それでも、これだけのパワーを持ったカードは滅多にお目にかかれない。魔窟のレガシーは別としても、モダンで相当なスピードを持つコンボデッキを作ることができるのは、この「グリセルブランド」が非常に優秀なパンチャーであり、同時にドローエンジンだからだろう。「裂け目の突破」や「御霊の復讐」などで無事に戦場へ送り出してしまえば、あとはコントローラーの腕次第だ。


 このカードを総評すると

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・モダンのプールでレガシー級)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・面白いがコンボの幅は広くない)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・異常なドローエンジンが理不尽でない筈が無い)


 まさか、モダンで「ヨーグモスの取り引き」が使える日が来るとは思わなかった。こんな魅力的なカードを使わない手はない。コンボパーツが高いのは欠点だが、興味があれば使ってみてほしい。

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