好きなカードを紹介していく。第二十七回「流刑への道」

 

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、第一線で活躍を続ける白のインスタント除去呪文を紹介したいと思う。


 それがこれだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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流刑への道 (白)
インスタント

クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、自分のライブラリーから基本土地カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後自分のライブラリーを切り直してもよい


 モダンをメインに活動されている方であればお馴染みのカードかと思う。

 

 早速スペックを確認していく。

 

 まずはマナコスト。シングルシンボルの白一点のみと、非常に軽量だ。平地が1枚立っていれば撃てるコストである。

 

 そして効果は、クリーチャー1体を対象とし、それを追放し、その後に、そのクリーチャーのコントローラーはライブラリーから基本土地1枚をタップインさせて良い、というものだ。

 

 非常にシンプル、かつ強力な効果であることがわかる。なぜなら、対象となるクリーチャーのマナコストが制限されていないためだ。通常であれば対象となるクリーチャーのコストに制限があったり、パワーが〇〇以上、あるいはそれ以下などの制限がある。しかしこの呪文にはそれがない。育った「タルモゴイフ」だろうが「秘密を掘り下げる者」だろうが「グルマグのアンコウ」だろうが「荒廃鋼の巨像」だろうが1枚、1マナで対処できてしまうのである。

 

 その代償は、相手にカードのアドバンテージを取らせるというもので、実質0対1交換だ。枚数だけで言えばこちらがアド損である。

 

 しかしこのスペルは、単純な枚数だけがアドバンテージではないと学ぶ最高の教材だ。

 

 

 対象を選ばない、ということ

 

 まず第一の強みは、上記に挙げた、対象に制限がない、というものだ。プロテクションや呪禁などの防御能力がない限り、このスペルはどんなクリーチャーでも対象に取ることができる。

 

 ということは、マナ・アドバンテージやテンポ・アドバンテージの面で非常に優秀である、という事だ。

 

 

 マナ効率を考える

 

 例えば、相手がフィニッシャーであるクリーチャーを出したとしよう。ここでは「ワームとぐろエンジン」とする。相手が支払ったのは、正規のコストである6点だ。そして、この「ワームとぐろエンジン」に対して「流刑への道」を唱えるとどうなるか。

 

 相手の対応がなければ、そのまま追放される。対戦相手は基本土地1枚を手に入れられるが、貴重なフィニッシャーと、それを唱えるための6マナを失っているのである。

 

 どうだろうか。枚数だけならば「流刑への道」を唱えたプレイヤーが損をしているはずだ。しかし実際は、相手に手痛い打撃を与えることに成功している。

 

 

 追放、という効果

 

 追放除去というのは、通常の破壊効果よりも1段上の性能である、と私は考えている。結局戦場からなくなる訳なので、破壊とどのような差異があるのか、という疑問が浮かぶと思うが、主な理由は2つだ。

 

 

 破壊不能への対処

 

 ダークスティールが発売され、その後キーワード化された破壊不能。今ではパーマネントだけでなく、インスタントなどの呪文でも、破壊不能を付与できるカードが出てきている。それだけ、除去耐性としての地位が上がってきていると言えるのだが、相対している方としては非常にやりにくい。戦闘破壊もできず、直接破壊呪文も効かない。

 

 しかし追放除去ならば関係なく処理することができる。何故なら追放は"破壊ではない"。

 

 これは再生にも同じことが言える。再生できたところで、それは破壊効果ではないので関係はない。

 

 このように、追放除去は強い破壊耐性(主に破壊無効化系)のあるクリーチャーに対して効果を発揮するのである。

 

 

 PIG能力無効化

 

 もう一つのメリットは、PIG能力(墓地に置かれた時に効果を発揮するカード)に対する解答だ。

 

 先に挙げた「ワームとぐろエンジン」は、死亡する(墓地に置かれる)と、像サイズのトークンを2つも残していく厄介なクリーチャーだ。おまけにこれらが接死と絆魂をそれぞれ持っているのだからタチが悪い。

 

 しかしこの「流刑への道」ならば、トークンを発生させることなく除去することが可能だ。この場合、相手が得られるパーマネント(トークン含む)は1つ減っているのでアドバンテージは取れていると言える。

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・普通に使えばアド損だが、マナ効率は抜群)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・ただただ強い。面白みはない)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・呪禁など以外で対処させないが、カードは減らせない)

 

 今回は「剣を鋤に」のリメイクである「流刑への道」を紹介した。モダンの白であればまず搭載されている名カードだ。白を組んだ時には、ぜひ投入を検討してほしい。

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