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好きなカードを紹介していく。第二十八回「啓発のジン」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、おそるべき効果を付与するクリーチャーを紹介しようと思う。

 こいつだ。

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

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啓発のジン (5)(青/赤)(青/赤)
クリーチャー - ジン

飛行

あなたが唱える各インスタント呪文と各ソーサリー呪文は複製を持つ。その複製コストは、その呪文のマナ・コストに等しい。

3/5




 「イゼットのギルド魔道士」に続いて2枚目の混成マナを持つカードだ。

 早速詳細を見ていこう。

 先ずはマナコストだ。青、赤の混成シンボルが2つ。色拘束は心配する必要はなさそうである。一方、点数で見たマナ・コストは7点と、かなり重めだ。

 であれば、それなりのサイズを期待してしまうが、しかしこのクリーチャーのサイズは3/5だ。サイズに対するマナレシオはかなり悪い。飛行を持ってはいるものの、クロックが3では終盤に出るアタッカーとしてはあまりに役者が足りない。

 では効果はどうだ。

 このクリーチャーが持つのは、自分が唱えるインスタントとソーサリーが複製を持つ、というものだ。

 複製というキーワードを知らない方のために説明すると、複製を持つ呪文は、その呪文を唱える際に複製コストを支払うことで呪文の効果をコピーできる、というものだ。

 本来は複製コストが別に用意されているのだが、この「啓発のジン」は複製コストが本来のマナ・コストと同じである、というルールが加えられている。

 この効果、非常に強力だ。


 能動的な"ストーム"



 以前に紹介した「ドラゴンの嵐」の効果を覚えているだろうか。そのターンに唱えられた呪文の数だけ呪文がコピーされ、スタックに乗る、というものだ。

 自身でコピーを作ることができると言う点で、実はこの複製はストームに近い。おまけに、マナさえあればカード1枚で何重にも効果を得られるのだから、そのコストパフォーマンスは抜群だ。

 その上、通常は唱えるコストよりも高く設定されている複製コストが通常のキャストと同じに設定されているのである。弱いはずがない。

 

 軽量呪文の暴力


 その中でも最も威力を発揮するのが軽量な呪文だ。

 例えば「稲妻」だ。

 通常のキャストで、1マナとカード1枚が3点のダメージを生み出す呪文である。この「稲妻」は普通に使ってもかなり強力なのだが、複製が付与されるとどうだろうか。

 「啓発のジン」を普通にキャストできるマナ基盤が用意されているなら、「稲妻」を唱えた赤マナ1点以外に、最低6マナはあるはずだ。仮に全てから赤マナが出るとすると、これを全て複製に注ぎ込むことで21点ものダメージを生み出せる。

 明らかにおかしなマナ効率である。

 

 ユーティリティスペルすら


 先に挙げたのは直接的な火力呪文であったが、これがドロー呪文ならどうだろうか。

 例として「ミューズの囁き」を挙げてみる。

 青のスペルはドローのマナ効率に優れている場合が多く、この1マナで1枚引く、というのが一つの相場となっている。

 しかし複製環境下では、マナの許す限り複製が可能だ。例えばこのスペルで5枚引きたいなら、複製を4回行う(青4点の支払い)だけで計5枚ものカードを手に入れることができる。

 明らかにおかしい。

 さらに加えるなら、「強迫」や「コジレックの審問」も強烈だ。黒が3点も出れば相手の手札の厄介なスペルは根絶やしにできるだろう。

 治癒の軟膏ですら、5マナもあれば15点回復と、バーンは愚かビートダウンすら絶望させる性能へと変身してしまう。

 

 いくつかの弱点


 しかし、これだけ強力な「啓発のジン」にも、いくつか弱点が存在する。

 一つ目は、本体が重いことだ。7マナは簡単にひねり出せるコストではなく、有効に使おうと思うと登場はゲーム終盤になるだろう。赤お得意のマナ加速スペルを使ってキャストしたとしても、今度は複製を作るマナがない、という問題が発生する。

 また、除去耐性を持たないことも問題だ。こちらの土地がタップアウトしている状態で「流刑への道」などで除去されてしまうと目も当てられない。通常破壊、火力、追放など、すべてが有効だ。護るのはかなり難しいだろう。

 しかし、これらの問題を上手く取り除くことができれば、これ以上ないエンドカードとなる。何とかこの「啓発のジン」を有効に使いたいものである。


 このカードを総評すると

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・強いが重い。踏み倒しも難しい)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・軽量スペルで夢が広がる)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・動くと強いがクリーチャーで対処は容易)


 正直に言って、あまり強くはない。しかし、このカードで複製できるスペルを考えるだけでも楽しくなる。興味を持たれた方は、このカードでデッキをデザインしてみるのも面白いかもしれない。

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