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好きなカードを紹介していく。第三十三回「血染めの月」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、赤の強烈なロック系エンチャントを紹介しようと思う。

 こちらだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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血染めの月 (2)(赤)
エンチャント

基本でない土地は山である。


 前回の「時間停止」に続き、非常に短く、エレガントなテキストだ。

 

 詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコスト。赤のシングルシンボルを含む計3点だ。最序盤に出すことは難しいが、昔と比べ色の役割が少し変わり、スペルを用いた直接的なマナ増加は赤の役割になった。1ターン目にマナアーティファクトを置くか、あるいは2ターン目に土地を置いてから「捨て身の儀式」などでキャストすれば、序盤に着地させることも可能である。

 

 軽くはないが、赤であれば軽量エンチャントの速度も出せるコストと言えるだろう。

 

 次に効果だ。

 

 全ての基本ではない土地は山である、と、ある。

 

 つまり、戦場に出ている基本土地6種以外は、全て山になってしまう効果だ。これは基本土地タイプを上書きする訳ではなく、特殊地形を山として扱う、という効果だ。

 

 冷静に考えなくとも、恐ろしい効果である。

 

 

 多色アーキタイプには

 

 以前、ショックランドの記事を書いた際にも話したが、現代のMTGは基本的に多色環境である。よって、緑絡みや基本土地を要求するカードを搭載していない限り、デッキのマナベースには特殊地形が多数投入されている。

 

 これらが全て山になってしまうとどうだろうか。

 

 途端にデッキは機能を停止し、本来の動作がままならなくなってしまう。

 

 仮に赤絡みのデッキであったとしても、大抵はハイパワーなマルチカラーのカードも入れられているはずだ。となると、殆どの土地から赤マナしか出なくなり、手札のカードが使えなくなってしまう。

 

 おそるべきロック能力である。

 

 

 トロンへの回答

 

 無色の大量マナを発生させるウルザランドには非常に効果的だ。ランプ系デッキは大量マナで戦う設計がされており、フィニッシャーがかなり重い。ウルザランドでブーストしてようやく出せるコストのフィニッシャーである事が多く、普通に出そうとすると土地が7枚、8枚は必要になってしまう。

 

 postを含めたこの手のランプデッキは、「血染めの月」により大幅な減速を強いられるだろう。

 

 

 ランデスの秘密兵器

 

 このカードが最も威力を発揮するのは赤単のデッキだ。しかし私はあえて、緑を混ぜたランデスが最も適したアーキタイプではないかと考えている。

 

 その最大の理由は、直接土地を破壊することにより、基本土地から出ていた赤以外のマナを封殺してしまえる点だ。本来ランデスは1ターンでも早く相手の土地を破壊しなければ効果が薄いとされているが、緑を絡めたマナ加速でいち早く「血染めの月」を戦場に出すことでランデスを行う時間を稼ぐのである。

 

 また、緑は土地のサーチに長けた色なので、自分だけは基本土地をサーチし、戦場に出す事ができる。

 

 もしもフェッチランドやデュアルランドに頼っている相手であれば、この一枚で大抵機能停止だ。先行2ターン目に「血染めの月」を置くことができれば勝利は近いだろう。

 

 その上で、「石の雨」などで対戦相手が工面した山以外の基本土地を割っていくのである。

 

 完全に安全が確認されたなら、隙を見て「炎歩スリス」などを戦場に送り出し、相手のライフを削り取る。

 

 

 例え単色でも

 

 相手が単色であっても効果がある。確かに、単色デッキの場合は基本土地が多く、本来の力を発揮しにくい。

 

 しかし単色デッキには、その色の短所を補うため、あるいは長所を伸ばすために特殊地形が入れられている場合がある。

 

 例えば単色の信心デッキに投入されている「ニクスの祭殿、ニクソス」だ。黒単信心などは、この土地を経由してフィニッシャーである「アスフォデルの灰色商人」などを唱えることもあり、マナ加速要員として重要な役割を担っている。

 だが、この「血染めの月」により、この土地もただの山となる。これもデッキの速度減速は必至だ。

 

 例外もある

 

 しかし、この「血染めの月」にもカバーできないカードがある。

 

 「トレイリア西部」のような、手札にある時に効果を発揮する土地である。これらは戦場に出ないため、「血染めの月」の影響を受けない。サイクリングも同様だ。

 

 また、アーティファクト土地の場合、アーティファクトというカードタイプには影響を及ぼさない。よって、アーティファクトである山という奇妙な状況が起こる。

 

 しかし依然としてアーティファクトであるため「爆片破」のコストにする事が可能だ。

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・モダン環境ではほぼエンド級の威力)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・面白い使い方は難しい)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・序盤からのマナロックは理不尽極まりない)


 今回は特殊地形を無効化する「血染めの月」を紹介した。効果が強烈なだけに、非常に高価なカードだ。もしお持ちの方は、いずれ使うことになるかもしれない。大事にしてほしい。

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