MTG戦闘思考・第四回「相場観を養う」

 

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画像引用元: http://magic.wizards.com

 

 ごきげんよう。本巣だ。今回はデッキ構築の際に必要となる、カードのコストに対する相場観について書いて行きたい。

 

 早速だが、こちらを見てほしい。

 

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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甲鱗のワーム (7)(緑)
クリーチャー - ワーム

7/6

 

 このカードを見た感想はどうだろうか。人それぞれの意見があると思う。

 

 私の意見はこうだ。「場合によっては強い」

 

 意外に思われるかもしれない。「甲鱗のワーム」と言えばキャストしにくく、そして除去耐性も持たない、いわゆる"使えないクリーチャー"の代名詞的存在だからだ(ジョークとしてよく使われている点は除く)。

 

 しかし、これだけのサイズを持っていると活躍できるシーンが出てくる。

 

 ズバリ、リミテッドだ。

 

 特にシールドなどで緑を使っていると、この「甲鱗のワーム」のサイズは侮れない。通常の構築環境に比べて低速化しやすいこともあり、土地が8枚まで伸びることも珍しくない。よって、終盤に唱えることも十分に可能であり、この場合は"使えるファッティ"となる。

 

 このように、クリーチャーの相場観は環境によっても大きく変わってくる。

 

 今回は、どのようなシーンで、どのような判断を下せば良いのか考えていこうと思う。

 

 P+T=点数で見たマナ・コスト*2

 

 先ずは、優秀なクリーチャーを選定する際の本巣式を紹介しよう。

 

 パワー+タフネス ≧ 点数で見たマナ・コスト*2

 

 これが、マナレシオを測る上で基本的な指標となる計算式だ。基本的に左辺が大きいほど高性能である。

 

 実際に使ってみる。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 例えば「灰色熊」だ。このクリーチャーはパワーとタフネスがそれぞれ2で、点数で見たマナ・コストも2点。

 

 よって式には

 

 2(パワー)+2(タフネス) ≧ 2(点数で見たマナ・コスト)*2

 

 となり、式が成立する。

 

 次に「訓練されたアーモドン」。このクリーチャーも上記の「灰色熊」と同じく、計算してみる。

 

 3(パワー)+3(タフネス) ≧ 3(点数で見たマナ・コスト)*2

 

 となり、式が成立する。

 

 以上二枚のクリーチャーは、マナ・レシオを見る上では及第点以上の性能があると言える。

 

 よく"熊"や"像"と表現されているのも納得である。これらのマナ・レシオが、あらゆるクリーチャー選定において非常に重要な物差しになるのである。

 

 能力の加味

 

 一方、キーワード能力など、バニラでないクリーチャーの場合は複雑だ。

 

 例えば"飛行"を持つクリーチャー。これらは戦闘でブロックされにくく、安定したクロックとなってくれる優秀なキーワード能力である。

 

 その分、コストは割高だ。3マナ程度の支払いでは精々2/2で、上記「灰色熊」に比べるとサイズは劣っている。

 

 このバランスは非常に微妙である。収録されているブロックの全体的なカードパワーや色の得意・不得意によっても変化し、例えば白や青ならば飛行クリーチャーであってもマナ・レシオが優秀な場合が多い。

 

 極端な例が「悪斬の天使」だ。特にパワーの高いセットに収録されている事もあり、パワーとタフネスは共に5。そしてマナコストは5点と、この時点で既に高性能。さらに飛行と絆魂、プロテクションも2種類搭載しており、露骨に強い白の大型フライヤーである。

 

 一方で、緑は飛行が苦手だ。この色で飛行クリーチャーを使おうとすると、割高な取引を覚悟しなければならない。2017年現在、飛行を持ちパワーが2以上、点数で見たマナ・コストが3点以下の緑単色クリーチャーは「ウークタビー・ドレイク」のみ。速攻は付いているが、エコーが付いており実質3マナ以上必要だ。

 

 私の主観的な印象だが、飛行の場合、青や白ならば上記式の右辺に+で2点、それ以外の色には4点でちょうど良いくらいになる筈だ。青の3/3であれば点数で見たマナ・コストが4程度、緑であればマナコスト5点、といった具合である。

 

 このように、相場観を養うにはやはり多くの経験が必要だ。また、色の役割についても詳しく学ぶ必要が出てくる。

 

 得意なキーワード能力やP/Tのバランス傾向など、現代のMTGは覚えることが多い。

 

 それがこのゲームを奥深いものにしているのは確かだが、しかし新たに始めようという方には敷居が高く感じるかもしれない。これは難しい問題である。

 

 そこで、相場観を養うのに最適な方法を紹介する。

 

 

 やはりリミテッド

 

 MTGにおいては、とにかくカードの種類が多い。候補がいくつもあり、結局どれを使えば良いのかわからなくなってしまう。

 

 そこで、シールドのようなリミテッドのフォーマットだ。最初からカードプールを決めてしまうことで、与えられたカードでデッキを構築せざるを得ない状況にしてしまうのである。

 

 プレイヤーはその中で、どれが優秀でどれが必要ないのか真剣に考えなくてはならない。

 

 これが非常に勉強になる。一度の構築では微差かもしれないが、何度も繰り返すうちに相場観が研ぎ澄まされていく筈だ。

 

 もし、カードの性能を洞察する能力を上げたいのなら、シールドやドラフトイベントなどに参加してみては如何だろうか。

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