好きなカードを紹介していく。第三十八回「ゴブリンの名手」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は赤のティムクリーチャーを紹介しよう。ただし、やはり普通のティムではない。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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ゴブリンの名手 (2)(赤)
クリーチャー - ゴブリン

ゴブリンの名手は、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
クリーチャー1体が死亡するたび、ゴブリンの名手をアンタップする。
(T):クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ゴブリンの名手はそれに1点のダメージを与える。

 

1/1

 

 イラストは老練な兵士を思わせる渋いゴブリンである。

 

 早速詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコスト。赤のシングルシンボルを含む、計3点だ。クリーチャーの中では軽い方だが、ゴブリンとして見るとやや重い印象を受ける。

 

 一方サイズは1/1と、マナレシオはかなり悪い。「ショック」どころか「排撃」などの一点火力にすら耐えられないサイズだ。ゴブリンの多くは小型だが、3マナ圏でここまでの小サイズではあまりに頼りない。

 

 しかし、小さいサイズにはやはり理由がある。

 

 それはこいつの効果だ。

 

 一つ目の効果は、アンタップ・ステップにアンタップできないデメリット能力である。サイズが小さい上にデメリットまで持っていてはどうしようもなくなってくるが、2番目以降の能力に注目してほしい。

 

 二つ目の効果は、クリーチャーが一体死亡するたびに、このクリーチャーをアンタップする、というものだ。

 

 つまり、戦闘などでクリーチャーが死亡したり、火力で焼いたりするとこのカードが起きる。

 

 これだけではようやく並の1/1クリーチャーにやや劣るレベルだが、能力には続きがある。

 

 タップする事で、1点ダメージを飛ばすティム能力だ。

 

 この能力により、ダメージを飛ばす能力とアンタップする能力が噛み合い、相手のクリーチャーを仕留めるたびに「ゴブリンの名手」がアンタップする、という状況となる。

 

 シーンによっては、相手を殲滅できるだけのポテンシャルを持っているのである。

 

 

 ワンショット・ワンキル

 

 先ず最初に思い浮かぶのは、ウィニー同士のマッチアップへの対策だろう。ウィニーは速度に優れるが、多くのクリーチャーはタフネスが低い傾向にある。

 

 全体強化などをされてしまうと仕留められなくなってしまうが、タフネスが1であれば1点で倒す事が可能。

 

 即ち、相手のタフネス1クリーチャーを全て処理してしまう事が可能だ。それも、たったの1ターンで、だ。

 

 非常に頼もしい能力である。

 

 

 致死性の弾丸

 

 しかし、このカード一枚では対処できるカードにかなり注文がついてしまう。タフネス1であるクリーチャーに対しては無類の制圧力を持つが、タフネス2以上の熊サイズや中型・大型クリーチャーに対しては無力である。

 

 そこで、対応能力を高めるために私が選択するのは装備品との組み合わせだ。

 

 このクリーチャーと最も相性が良いのは「バジリシクの首輪」だろう。この装備品によって「ゴブリンの名手」は接死と絆魂を持ち、相手のクリーチャーを皆殺しにしつつ、倒した分だけライフを得る事ができる。

 

 「バジリスクの首輪」でなくとも、接死を持たせる事ができるカードなら何でも良い。「ゴブリンの名手」が、まるで13のナンバーを持つ凄腕スナイパーの如く働いてくれるだろう。

 

 

 生け贄エンジンとの親和性

 

 そしてこのクリーチャーはコンボデッキのフィニッシャーにもなれる。

 

 例えば生け贄エンジンだ。

 

 「クラーク族の鉄工所」を戦場に、「マイアの回収者」を戦場と墓地に用意する。

 

 やり方は簡単だ。
 
 先ずは、「マイアの回収者」を「クラーク族の鉄工所」で生け贄に捧げる。効果によってマナ・プールに(2)が加えられる。

 

 「マイアの回収者」が墓地へ落ちると、効果によって他のアーティファクトを1枚手札に戻す事ができる。ここで予め墓地に落としておいた「マイアの回収者」を手札に戻す。

 

  そして、マナ・プールの(2)を使って「マイアの回収者」をプレイ。

 

 するとどうだろう。最初の状態に戻っている事にお気づきだろうか。この3枚によって、ループを無限に繰り返す事ができるようになる。

 

 通常ならば意味がないが、これに「ゴブリンの名手」が加われば「マイアの回収者」が墓地に落ちるたびにアンタップが誘発し、ダメージを飛ばし放題となる。「ゴブリンの名手」のティム能力はプレイヤーも対象に取る事ができるため。あとは二十回ループさせるだけで勝利だ。

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・システムクリーチャーを殲滅できるだけでも強力)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・アンタップする手段は案外多い)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・動いていると強いが除去耐性はない)


 今回はウィニーキラーとも言える「ゴブリンの名手」を紹介した。地上戦力で殴りかかるゴブリンデッキとは違う、面白い効果のゴブリンだ。興味のある方は、シナジーを持つカードと共にデッキを組んでみて欲しい。

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