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好きなカードを紹介していく。第四十四回「大修道士、エリシュ・ノーン」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、時代の変化を感じずにはいられない、強力な全体修正能力を持ったクリーチャーを紹介しようと思う。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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大修道士、エリシュ・ノーン (5)(白)(白)
伝説のクリーチャー - 法務官

警戒
あなたがコントロールする他のクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
あなたの対戦相手がコントロールするクリーチャーは-2/-2の修整を受ける。

4/7

 

 カードパワーの高い時期にデザインされているだけに、何かの間違いなのではないかと思うような効果である。

 

 詳細をみていこう。

 

 先ずはマナコストだ。白のダブルシンボルを含む計7点。かなりの重量級だ。既にスタンダード落ちしているカードであるため、使える環境はモダン以下のプールとなるが、しかしモダン環境の場合、スタンダードよりもゲームスピードが速く、このカードを素出ししているような暇はなさそうだ。

 

 次にサイズを見てみよう。4/7と、マナコストの割にサイズは小さい。タフネスが大きいのは白いクリーチャーらしいと言えるだろう。

 

 緑のクリーチャーと比較するようなカードではないのかもしれないが、「悪辣な精霊シルヴォス」などはパワーが8もあるため、新しいカードの割には物足りないと言える。

 

 また、キーワード能力として警戒がついている。タフネスが大きいので攻撃で死ににくく、ブロックに回ることができるのは良い点だ。

 

 しかし、このクリーチャーの真価は、サイズやキーワード能力ではなく、メインのテキストにある。

 

 このクリーチャーは、他の自軍クリーチャーに+2/+2修正を与え、相手クリーチャーに-2/-2修正を与える、という能力を持っている。

 

 この効果、恐ろしく強力だ。

 

 制圧力の化身

 

 かつて、黒のカードに「隆盛なるエヴィンカー」というクリーチャーが居た。同じダブルシンボルだがこのカードよりも1マナ軽く、そして3/3飛行という、サイズだけ見れば物足りないクリーチャーだ。

 

 しかしこのカードは、黒のカードに+1/+1修正を、それ以外のカードに-1/-1修正を与える能力を持っていた。

 

 この効果が非常に強力で、当時の黒単デッキのフィニッシャーとして大活躍していた。特に白単や緑単のウィニーに対して強烈に働き、下手をすればウィニークリーチャーが全滅という事もありえるほどの制圧力だ。

 

 そしてこの「大修道士、エリシュ・ノーン」は、その修正量が倍になっている。更に、色を問わず、相手に一方的にマイナス修正を、自軍にはプラス修正を与えるという、「隆盛なるエヴィンカー」が持っていたデメリットが全くなくなってしまっているのである。

 

 ミラディンの傷跡辺りのセット全般に言える事だが、重ければ何をしても良いというわけではない。

 

 まさしく、パワーインフレの象徴的なカードである。

 

 「歯と爪」

 

 しかし確かに強力なカードではあるが、上でも申し上げた通り、モダンのスピードで普通にキャストしていては、プレイヤーが死んでいる可能性が高い。

 

 よって例の如く、「歯と爪」によってコストを踏み倒して戦場へ出すプランを考えてみる。

 

 そして、「歯と爪」で出す事のできるクリーチャーは2体だ。折角もう1体呼べるのだから、相棒となる面白いクリーチャーを考えてみる。

 

 先ずは「虐殺のワーム」だ。このカードとセットで出す事で、一時的に-4/-4のマイナス修正を相手クリーチャーに与える事ができる。そして、相手のクリーチャーが死亡するたびにライフロスも誘発し、非常に強力な組み合わせだ。

 

 相手がウィニーデッキの場合は「虐殺のワーム」を2体呼び出してフィニッシュを狙ったほうが良いが、ミッドレンジが相手の場合は完全に除去できない可能性もあり、継続的にサイズ修正を掛け続けられるこのカードの方が良い。

 

 次に「クローサの拳カマール」だ。このクリーチャーは緑を一点払うたびに、土地1つを1/1のクリーチャーにすることができるカードだ。

 

 何が起こるのかはもうお分かりだろう。相手の土地を1/1クリーチャーにしてしまうことで、このカードのマイナス修正で墓地へ落としてしまおう、というコンボだ。

 

 緑一点で行える土地破壊が弱い筈もなく、オーバーキル感漂うコンボだ。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・出すのに一手間かかるものの、出ると強い)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・サイズ変化で活躍できるクリーチャーも)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・途轍もない制圧力)


 今回は、圧倒的な制圧力を持つ「大修道士、エリシュ・ノーン」を紹介した。「隆盛なるエヴィンカー」も相当に強かった筈だが、モダンのカードがいかに強力か再認識する機会となった。非常に強烈で面白い効果だが、やる気デストラクションデッキを組むのも程々にしておこう。

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