好きなカードを紹介していく。第四十八回「稲妻」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、基本にして最高である、赤い火力呪文を紹介していきたい。

 

 こちらだ。

 

f:id:free_spirit777:20170523180425j:plain

画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

スポンサーリンク

?

 

 

稲妻 (赤)
インスタント

クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。稲妻はそれに3点のダメージを与える。

 


 モダンでも活躍するこのカードは、見たことがない方の方が珍しいだろう。

 

 早速詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコスト。赤のシングルシンボルのみと、非常に軽量だ。どのような状況でも、赤一点で発射できるのはやはりありがたい。

 

 そしてその効果は、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、それに3点ダメージを与える、というものだ。

 

 効果は非常にシンプルで、かつ強力である。

 

 MTGで最初に作られたサイクルの1枚で、黎明期から現在に至るまで、モダンやレガシー、ヴィンテージに至るまで、フォーマットを問わず活躍する素晴らしいカードである。

 

 では、この呪文がどのように使えるのか、考えていきたい。

 

 最高の火力

 

 最初のサイクルである"ブーンズ"。

 

 このサイクルのテーマは、1マナと1枚で3何かする、という効果である。青のスペルはあまりに強力で再録されることはなく、黒のスペルは黒の全盛期を支えた最高のマナ加速カード。緑のスペルは地味ながら、そのパワーバランスの良さで長く活躍し、白のスペルは弱すぎてネタにされた。

 

 そしてこの稲妻は、5種の中でちょうど中間に位置するパワーを持ったカードだった。とはいえ、緑の「巨大化」が標準的なカードパワーのため、強い部類に入る。

 

 強い理由は様々な意見があるとは思うが、私が考える「稲妻」の強さはこうだ。

 

 腐らない

 

 実に単純だ。このゲームにおいて腐らないという要素がどれほど強力か、プレイヤーの方であればお分かりいただけるだろう。

 

 初手にあったとしても、相手の厄介なクリーチャーを焼く、プレイヤーのライフを削っておくなどでき、中盤であれば戦闘で破壊し損ねたクリーチャーへの追い打ちとしても機能し、終盤には、相手に残された数点のライフを削り取る押し込み用カードとして使える。

 

 どんなシーンで手札にあっても困らず、何かしらの用途がある。

 

 これは非常に頼もしいポイントだ。

 

 

 1マナという軽さ

 

 2つ目に挙げたいのは、このスペルの軽さである。インスタントでプレイするシーンを選ばず、また赤1点さえ用意できれば唱えることができる。

 

 軽いという要素は、どのフォーマットでも重要視されるポイントだ。どんなに強力な呪文であっても、その効果を使うためには唱えなければならない。そして、唱えるためのマナがなければ、それは単なるお荷物である。プレイする機会が多ければ多いほど、スペルの価値は高いと言っても良い。

 

 1マナともなれば、それこそ山1枚を起こしているだけで撃つことが可能だ。パーミッションよろしく、相手がタップアウトしてクリーチャーを送り出したいシーンで、こちらの山が1枚起きているだけで「稲妻」が飛んでくるリスクをちらつかせることができる。

 

 バーンにとって最も嫌な展開は、ダメージレースに負けていることである。特にクリーチャーは優秀なダメージソースで、あまりに盤面に差がついてしまっていると、中盤以降に一気に捲られて負けかねない。

 

 いつでも火力を飛ばせるプレッシャーを掛けられるのも、このスペルの長所である。

 

 

 3点というダメージ

 

 かつてスタンダードに「ショック」というスペルがあった。単純に「稲妻」のダメージを1点落としただけの火力だが、これでも十分に活躍が可能であった。

 

 この「稲妻」の3点という威力は、それほどまでに強力なのである。

 

 例として、モダンで考えてみよう。

 

 中盤以降のクリーチャーが攻撃を始める前にどれだけダメージを与えられたかを重視するバーンにとって、とにかく序盤のダメージソースは排除しておきたい。こちらが火力を撃っても、それを上回るクロックを用意されてしまうと勝負に勝てないからだ。

 

 特に警戒が必要なのは、「タルモゴイフ」と「秘密を掘り下げる者」、そして「墨蛾の生息地」の3枚だろう。

 

 「タルモゴイフ」は緑系ジャンクの定番クリーチャーで、後半になると手が付けられないサイズになるパワーカード。「秘密を掘り下げる者」はデルバー系デッキの中心となるアタッカーで、青系デッキのメインに据えられている事が多い。そして「墨蛾の生息地」は感染デッキのフライヤーだ。

 

 どのクリーチャーも、数ターン生きているだけで負けかねないパワーを持っている。

 

 しかしミッドレンジのクリーチャーのようにタフネスは大きくないため、このカードで対処が可能である。タルモゴイフも、2/3までなら1枚で対処が可能だ。

 

 これら以外でも3点ダメージで対処できるクリーチャーは多い。熊を焼けるか、像を焼けるかと形容すれば、そのパワーが如何に違うかわかっていただけるだろう。


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・最高の火力という評価は伊達ではない)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・バーンはコントロール以上に難解)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★☆☆☆☆(星1・素直に一対一交換をしてくれる)

 

 今回は、黎明期から現代まで使われている「稲妻」を紹介した。これだけのフォーマットで活躍するカードは殆ど見当たらない。赤を代表する名カードと言えるだろう。バーンを組むなら是非。

スポンサーリンク

?

広告について

 当ブログでは、第三者の広告配信サービス(google adsense)を利用しています。これら広告配信事業者は、各ユーザーに適した広告を配信するため、当ブログや他サイトへのアクセスに関する情報(Cookie)を使用することがあります。これらの情報は、氏名、年齢、住所や電話番号を含みません。

 またGoogleアドセンスに関して、このプロセスの詳細やこのような情報が広告配信事業者に使用されないようにする方法については、こちらをクリックしてください。

また、本巣への問い合わせの場合はこちらから