好きなカードを紹介していく。第五十回「スカージの使い魔」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、かつて黒のコンボデッキの中核を担っていたクリーチャーを紹介しようと思う。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

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スカージの使い魔 (4)(黒)
クリーチャー — インプ

飛行
カードを1枚捨てる:あなたのマナ・プールに(黒)を加える。

3/2

 

 このカードを見て直ぐに悪用方法を思い付く方は、日頃からコンボデッキの研究をされているのだろう。

 

 例によって詳細を見ていく。

 

 先ずはマナコスト。黒のシングルシンボルフォーーを含む計5点だ。色拘束はゆるいが、コストは重い部類に入る。ミッドレンジであればフィニッシャーのポジションである。

 

 そしてサイズは3/2と、飛行を加味しても現代のクリーチャーと比べてしまうとやや物足りない。このサイズが3ターン目くらいに出るなら十分優秀だが、マナレシオは悪いと言える。

 

 しかし、肝心の能力が面白い。

 

 このクリーチャーの能力はカードを1枚捨てる事で、黒マナを1点発生させる効果だ。手札は消費するものの、マナやタップを必要としない能力はコンボの可能性を秘めている。

 

 特にマナ能力であれば、それが活躍して何ら不思議はないだろう。

 

 マスクス期のアート"ピットサイクル"

 

 「スカージの使い魔」を使った最も優れたデッキといえば、やはり"ピットサイクル"を挙げる他ない。

 

 これは、メルカデイアン・マスクス発表後に設計されたコンボデッキで、その効果の核とも言える部分に、この「スカージの使い魔」が使われていた。

 

 デッキの大まかな動きを説明しよう。

 

 先ずは、戦場に「ヨーグモスの取り引き」と「スカージの使い魔」を揃える。

 

 マナコストなどを考えるとこの2枚を揃えるのは難しいと感じるかもしれないが、「アカデミーの学長」という強力なエンチャントサーチカードがプール内に存在したため、その効果でライブラリーから直接戦場に出す事が出来た。また、「暗黒の儀式」や「厳かなモノリス」、などのマナ加速カードがあった事も大きい。

 

 この2枚が揃えばコンボスタートだ。先ずは「ヨーグモスの取り引き」でカードを引く。初期ライフは20点なので、10枚以上は簡単にドローできる計算である。

 

 この手札を早速「スカージの使い魔」の効果で捨て、黒マナを得る。手札がマナに変換され、マナプールには大量の黒マナが溜まった筈だ。

 

 次に、このマナを使って「魂の饗宴」を唱える。このカードは黒のドレイン呪文で、相手からライフを4点吸い取る事が可能だ。

 

 ここでお気づきかと思うが、「ヨーグモスの取り引き」が出ている状態ならば、このスペルは相手に4点ダメージを与えると共に、4枚ドローできる呪文になる。

 

 あとは、得たライフで再度ドローを行い、不要なカードを「スカージの使い魔」の効果で墓地へ投げ込み、そして引いてきた新たな「魂の饗宴」をキャストして勝利する。

 

 「縁切り」や「ヨーグモスの意志」などを駆使し、戦場どころか墓地まで一掃しながら勝利を目指す姿は、"最も美しいコンボデッキ"と称された。

 

 途中で止まってしまう事もあるが、非常に面白い動きをするデッキである。

 

 "サイクリング・バーン"

 

 もう一つは、以前に紹介した「波動機」を使ったコンボデッキ。

 

 動きはシンプルだが、マナの計算が少し繊細だ。

 

 先ずは「波動機」を置き、沼と土地1枚が起きている状態を作れたらコンボスタート。

 

 「波動機」の効果によって0マナでサイクリングを繰り返し、防御ルーンを墓地へと送っていく。墓地が十分に肥えたら、土地をタップし、「魔力の櫃」と「暗黒の儀式」から(5)と(黒)(黒)(黒)を手にいれる。この内(5)と(黒)を使って「水晶のチャイム」をプレイ、直ぐに起動する。

 

 すると墓地の防御ルーンが手札に戻ってくるので、これを再度サイクリング。手札が結構な量になってくる。

 

 大量ドローによって引いてきた「魔力の櫃」と「暗黒の儀式」を使って「スカージの使い魔」を戦場へと送り出そう。

 

 あとは簡単だ。「スカージの使い魔」でマナを作りつつ、サイクリングで墓地を肥やす。そして、引いてきた新たな「水晶のチャイム」で手札を補充する。

 

 手札が十分な量になった、それらを「スカージの使い魔」へ注ぎ込み、ピン差しされた「生命吸収」で止めだ。

 

 このデッキも連鎖が美しく、プレイヤーのプレイング能力も問われる面白いデッキである。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・特定デッキでのみ真価を発揮)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・搭載デッキはプレイヤーの力を問われる)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・現代の環境では守るのが難しい)

 

 紹介したどちらのデッキもプレイが難しい。しかし、こうした挑戦的なデッキリストを見ると、何とか使ってやろうという意欲が湧いてくる。興味を持たれた方は、カジュアルで試してみては如何か。

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