MTG戦闘思考。第五回「モダンを単体除去から考える」

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画像引用元: http://magic.wizards.com

 

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、モダンの環境を除去という視点から見ていきたい。

 

 ただし除去から、とは言ったものの、具体的には除去の強さから、除去に適した色を考察するのが目的である。


 その前に、強い除去の定義を明確にしておこう。

 

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 強いと判断できる除去の基準

 

 モダンのカードプール内で、"破壊"というキーワードだけでインスタントやソーサリーを検索すると、その数は300を超える。ヴィンテージに比べればプールは十分に狭いはずだが、それでもこれだけの種類の除去が存在しているのである(しかし"破壊"不能なども混ざっているため数は正確ではない)

 

 これに追放系除去を合わせると、更に多くのカードが候補に上がってくる。

 

 ではこの中で、どのような除去が優秀なのか考えたい。

 

 コストが軽い

 

 第一の条件は、やはり唱えるコストが軽い事だ。どんなに強力な除去であっても、その呪文を構えるためにクリーチャーを出さないのは本末転倒だ。

 

 基本的に除去は2種類の使い方がある。

 

 一つは、相手のクロックを減速させ、敗北を遠ざける為の除去。

 

 もう一つは、こちらのパンチャーの攻撃を通す為、ブロッカーを排除する、勝利へ向かう為の除去。

 

 特に後者であれば、可能な限りクリーチャーを展開しておきたいので、軽い、という要素は更に重要となる。

 

 破壊条件

 

 多くの破壊呪文が存在していることは上でも述べたが、実は全ての除去呪文が同じように働くわけではない。

 

 例として「恐怖」を挙げる。

 

 このスペルは、黒でも、アーティファクトでもないクリーチャーを破壊する、というものだ。恐怖を与えてショック死させるようなイメージだろうか。同じ恐怖を糧に生きる黒いクリーチャーには効かないし、機械仕掛けであるアーティファクトクリーチャーにも効果はない、と、非常にフレーバーが効いたデザインとなっている。

 

 言い方を変えれば、黒のデッキや茶単系デッキには効果が薄いのである。同型対決などの場合はサイドアウトした方が良いだろう。

 

 次に「完全無視」を見てみよう。

 

 このカードはどの色のクリーチャーでも破壊できるが、対象にできるクリーチャーのパワーが3以下という制限がある。

 

 小型であれば何でも対処できるが、このスペルで大型を仕留めることはできないし、またインスタントによる強化で対象不適正にされてしまう危険もある。

 

 このように、除去呪文には条件がついている場合が多く、これらの制限が緩ければ緩いほど優秀とみることができる。

 

 では早速、これらを踏まえた上で、モダン環境で頻繁に見かける除去を紹介しよう。

 

 モダンの単体除去五選

 

 この環境で使われやすい単体除去は以下の通りだ。

 

・稲妻
・致命的な一押し
・流刑への道
・突然の衰微
・四肢切断

 

 モダン環境でプレイされる方であれば、何度も目にしたことがあるカードばかりだと思う。

 

 早速詳細を見ていこう。

 

 稲妻

 

 以前も取り上げた、非常に優秀な火力だ。赤1マナで3点ものダメージを発生させられる上に、クリーチャーにもプレイヤーにも発射が可能と、柔軟性も高い。

 

 一方で、回復手段を搭載した粘り強いミッドレンジデッキは苦手だ。中盤以降は1枚で焼けるクリーチャーが減り、「包囲サイ」や「台所の嫌がらせ屋」などの回復手段を持ったジャンクなどは分が悪い。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 致命的な一押し

 

 続いて黒の除去呪文。このスペルは、黒1点で点数で見たマナコストが2マナ以下のクリーチャーを破壊できる。また、そのターンに自分のパーマネントが戦場から離れていた場合は制限が4マナまで増えるのも特徴である。フェッチランドを切れば簡単に達成可能だ。

 

 メリットは、黒1点のみでクリーチャーを破壊できる点。上記の「稲妻」と似ているが、一番の差異はマナコストを参照している点である。

 

 例えば、「稲妻」では3/4になってしまった「タルモゴイフ」を焼けないが、このカードならば問題なく対処が可能。同じように、サイズは大きくなりがちだが点数で見たマナコストの低い「死の影」なども破壊できる。

 

 デメリットもシンプルで、5マナ以上のクリーチャーを破壊できない事だ。このスペルでは「原始のタイタン」などのタイタンサイクルクリーチャーやエルドラージタイタンは破壊できない。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 

 流刑への道

 

 このカードは白1点でどんなクリーチャーも追放できる。対象を選ぶ条件が無いのは非常に強力だ。

 

 しかし、代わりに追放されたクリーチャーのコントローラーに基本土地1枚をライブラリーから戦場へ出す権利を与えてしまう。

 

 どうしても除去したいクリーチャーに対処できるのは強力だ。しかし一方で枚数のアドバンテージを失っている点は注意したい。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 突然の衰微

 

 このスペルは、黒緑の2マナで、点数で見たマナコストが3点以下の土地ではないパーマネントを破壊できる効果だ。マナコストの制約があるものの、クリーチャー以外にも使用できるのは大きなメリットである。

 

 また、打ち消されない効果もあり、相手が「相殺」などを置いている場合にも気にする事なく破壊できるのも強みだ。

 

 そして、「致命的な一押し」と同じように重いパーマネントに対応できないのがデメリットである。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 四肢切断

 

 最後は四肢切断だ。このカードは、対象のクリーチャーに-5/-5修正を与える、という効果。破壊効果ではないが、実は破壊よりも強力である。

 

 先ず第一に、破壊不能を持つクリーチャーを実質的に破壊できる点。そして、再生を許さない点だ。


この呪文を受け、タフネスが0になったクリーチャーは状況起因処理によって即座に墓地へ置かれるため、通常の除去に比べて確度が少し高い。

 

 またコストにファイレクシアマナを含むため、4点のライフを支払えば(1)のみで唱えられ、どの色でも使うことができる。

 

 弱点は、タフネスが6以上のクリーチャーに対処できない点だ。この辺りは、コストが軽くともタフネスが幾つであろうと破壊できる「致命的な一押し」や「突然の衰微」に劣る。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 まとめ

 

 モダンとはいえ、やはり除去には注文がつく。相手によってこれらをうまく使いこなしたい。

 

 そして色は、やはり黒が多かった。黒をベースとしたデッキであれば、これらの除去を多く積むことができるだろう。

 

 また、個人的に最も汎用性が高く強力だと感じているのは「流刑への道」だ。アドバンテージは失ってしまうものの、この呪文1枚で殆どの脅威へ対処できる。

 

 よって、除去は黒、次点で白、赤の順で強力だ。緑の混ざる黒系除去も強い場合が多いため、デッキカラーで言えばアブサンが除去力の高いデッキと言えよう。
 
 逆に青や緑は除去力が低い。これらの色を使う場合は、戦場に干渉できる黒や白と混ぜ合わせて使うようにしたい。

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