好きなカードを紹介していく。第五十八回「ウェストヴェイルの修道院」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、クリーチャー化する土地を紹介したい。しかし、ミシュラランドではない。

 

 こちらだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

ウェストヴェイルの修道院
土地

(T):あなたのマナ・プールに(◇)を加える。
(5),(T),ライフを1点支払う:白であり黒である1/1の人間・クレリック・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
(5),(T),クリーチャー5体を生け贄に捧げる:ウェストヴェイルの修道院を変身させ、その後これをアンタップする。

 

不敬の皇子、オーメンダール
伝説のクリーチャー - デーモン

飛行、絆魂、破壊不能、速攻
9/7

 

 どうにも胡散臭い雰囲気の修道院である。

 

 詳細を見ていこう。

 

 先ずは土地としての機能から。タップする事で、無色マナを1点発生させる事ができる。基本的にマナソース以外の能力を持っている土地は無色しか出せない事が多いが、戦乱のゼンディカーで無色指定のマナシンボルが生まれたため、無色しか出ない事は単純なデメリットと言えなくなっている。

 

 そして2番目の能力は、不特定マナ5点と1点のライフ、そして、この土地をタップすることで人間トークンを出す、というものだ。

 

 カード消費なしにトークンが出せるのは良いが、5マナの要求は少々重く、また何度も支払うとなるとライフも馬鹿にならない。

 

 また、人間トークンは1/1と貧弱だ。何より、ウィニーに分類されるクリーチャータイプであるため、5マナも要求されるとまるで噛み合わない。基本的におまけの能力と言って良いだろう。

 

 そして3番目の効果。これがこの土地1番のウリである。

 

 効果は、5マナとタップ、そして5体のクリーチャーを生け贄に捧げることで、このカードを変身させる、というものである。

 

 マナばかりかクリーチャーまで要求するため非常に重いコストだ。

 

 しかし、変身後の能力は超一線級。サイズが9/7、飛んでいる上に、速攻、絆魂、破壊不能まで持っている。

 

 返信してしまえば、通常のデッキではなかなか対処が難しいだろう。

 

 早速、このカードを有効に使うための方法を考えていきたい。

 

 ウィニーのセカンドプラン


 基本的にこのカードは、大量のクリーチャーを並べるアーキタイプに採用したい。ミッドレンジやランプなどの場合、クリーチャーの数ではなく質で勝負するため、とてもコストの調達ができない。

 

 よってこのカードは、基本的にウィニー向けのカードと見ていい。

 

 理由を説明しよう。

 

 

 変身条件達成の難易度

 

 第一に、このカードを変身させる条件に5体ものクリーチャーが含まれている点だ。

 

 普通に考えれば、5体の投資に見合うとなると、性能の要求値は高い。例えフィニッシャークラスでも支払いをためらうコストである。

 

 しかしウィニー、それもトークン生産に秀でたアーキタイプであれば、コストの支払い難易度は一気に下がる。中盤以降ならば、変身させることも難しくないだろう。

 

 

 弱点のカバー

 

 第二の理由は、ウィニーの泣き所をカバーできる性能を有している点だ。

 

 ウィニーは通常、最序盤から相手のライフへ攻勢をかけるタイプのデッキだ。小型で優秀なクリーチャーを並べ、とにかくライフを攻める。

 

 非常にアグレッシヴなアーキタイプだが、この攻撃性能を発揮できる時間には限りがある。ゲームが進むにつれ、ミッドレンジの優秀な中型、大型が出始めると、攻撃を通すのが難しくなっていくのである。

 

 そこで登場するのが、この「ウェストヴェイルの修道院」だ。攻めに使えなくなってしまったクリーチャーをコストに変身すれば、飛行と絆魂を持った、ダメージレースで非常に優秀なクリーチャーを即座に用意でき、また速攻によって隙のない攻撃が可能となる。

 

 通常のウィニーであれば、相手の中型が登場するまでに半分程度のライフは削れているはずだ。うまくいけば、9点飛行の攻撃を1度通すだけで勝利できる。

 

 全てのアーキタイプに噛み合うわけではないが、ロマン以上の能力を持ったカードと言えよう。

 

 破壊不能の穴

 

 しかし当然ながら、弱点もある。

 

 実は、除去耐性である"破壊不能"は少々危うい。

 

 疑問に思われるかもしれないが、破壊不能というキーワード能力は除去耐性としてあまり優秀ではない。

 

 一番のデメリットは呪文や能力の対象となってしまう点だ。破壊されなくとも、バウンスや追放などの呪文の効果を受けてしまう。

 

 例えばバウンスされてしまうと、出し直したとしても土地に戻ってしまっており、支払ったクリーチャーは戻ってこない。また、明滅などで一時的に追放された場合も同様で、やはり土地に戻ってしまう。

 

 しかし一方で、相手のリセットに対応して起動させれば、死ぬはずのクリーチャーを有効活用することもできる。

 

 シーンは限定させるが、相手に意識させるだけでも損はないだろう。

 

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・投資相応の性能)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・フレーバー含め秀逸なデザイン)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・白や青などコントロールに弱い)

 

 今回は変身する土地、「ウェストヴェイルの修道院」を紹介した。このカードもイニストラードのデーモンらしく、非常にフレーバーの利いた効果となっており、デザインにも唸らせられる。そして、あの"ウィゼンガー"よりずっと使いやすい筈だ。スタンダードでゾンビなどのウィニーを使う方は採用を検討しても良いかもしれない。

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