好きなカードを紹介していく。第六十七回「原始のタイタン」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、かつて基本セットに収録されていた、非常にパワフルなクリーチャーを紹介したい。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

原始のタイタン (4)(緑)(緑)
クリーチャー - 巨人

 

トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたはあなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後、あなたのライブラリーを切り直してもよい。

 

6/6

 

 今までのクリーチャーとは一線を画す性能だ。

 

 早速詳細を見ていこう。

 

 まずはマナコスト。緑のダブルシンボルを含む、計6点である。かなり重い部類に入り、ミッドレンジでは搭載されるかどうか微妙なレベルのコストである。しかし緑はマナ加速の得意な色であるため、見た目よりは出しやすいコスト見ていいだろう。

 

 そして肝心のサイズは6/6だ。かなりの大型で、ほとんどのクリーチャーに殴り勝つことができる。またトランプルもついているためチャンプブロックできず、サイズと相まって、非常にパワフルで攻撃的なカードだ。

 

 しかし、それらの戦闘能力が霞むような効果が、このカードにはついている。

 

 このカードが戦場に出るか攻撃するたび、ライブラリーから土地を2枚探し、それをタップインさせて良い、というものだ。

 

 一体何が何だかわからないような強さである。

 

 まず第一に、土地の種類が制限されていない点だ。この効果によってサーチできるのは全ての土地であり、基本土地の制限を受けない。よって、ウルザランドや「雲上の座」をサーチしてくることも適正であり、専用デッキであれば凄まじい爆発力を発揮する。

 

 第二に、サーチした土地がそのまま戦場に出る点。すぐに使うことはできないが、パーマネントは純増し、次のターンにはさらに多くのマナを使うことができるようになる。土地のプレイは1ターンに1枚なので、この加速は驚異的である。

 

 最後の一つは、誘発タイミングが2つある点だ。通常、CIP能力(戦場に出たとき、の効果)は一度誘発すればそれで終了だ。大抵の場合、それでも十分強力なのだが、このクリーチャーは攻撃時にも効果が誘発してしまう。

 

 以上のように、コストは重いもののマナ効率が異常と言って良い強力クリーチャーである。

 

 早速このクリーチャーの使い方を考えたい。

 

 

 ランプの救世主


 まず第一に、このカードはウィニーやミッドレンジには合わない。

 

 その理由は、このカード本体のコストが非常に重い点である。通常、6マナといえばフィニッシャーのコストだが、「原始のタイタン」はゲームを終わらせるエンドカードかといえばそうではない。勿論、相手によっては死にかねないサイズではあるが。

 

 超重量級への中継ぎ

 

 最もシンプルな使い方は、やはり複数マナの出る土地をサーチすることだ。このカードを唱えて戦場に出せた時点で、少なくとも6マナは出せている筈である。しかし、ランプとなるとエンドカードのコストには到底届かない。

 

 そこで、この「原始のタイタン」でウルザランドや「雲上の座」をサーチし、一気にマナ加速を計ってしまおう、という使い方だ。エルドラージであれば、「ウギンの目」や「エルドラージの寺院」でも良い。

 

 サーチする土地に注文がつかないのが、このカードの大きなメリットである。

 

 ヴァラクート

 

 もう一つは、ご存知の方も多いであろう、「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」や山をサーチする使い方だ。

 

 マナ加速を用いて「原始のタイタン」を唱えたなら、サーチする土地の中に山を混ぜることも容易である。その上、モダンには「踏み鳴らされる地」などのショックランドも存在しているため、山の土地タイプを集めるのは難しくない。

 

 あるいは、手札にある「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」を先に出しておくのも手だ。

 

 「原始のタイタン」が出るまでにこれらのカードを揃えておけば、このカードを唱えた際に必要なカードをサーチすることで、相手に大きなダメージを与えることができる。

 

 例えば、「溶鉄の尖峰、ヴァラクート」と山が5枚(ショックランドでも良い)あれば、このカードのサーチ効果で山を2枚タップインさせれば、それだけで対戦相手に6点ものダメージを与えることができる。もちろん、邪魔なブロッカーを排除するために使っても良い。

 

 その上、この効果は攻撃に参加するだけで誘発するのである。着地したターンに6点のダメージを与えているなら、次の攻撃時には既に12点ものダメージを発生させていることになる。

 

 この効果に6/6トランプルが付いているのだから、割安どころではないコストと言えよう。


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・ハマれば強力、普通に使っても及第点以上のパンチャー)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・土地関連のデッキと親和性が高い)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・動くと強力だが、除去耐性はない)

 

 今回は、緑の強力土地サーチカードである「原始のタイタン」を紹介した。いくら神話レアとはいえ、戦場にタップインまでさせてしまっては「森の占術」の立つ瀬がない。当時はパワーインフレのピークだっただけに、このカードパワーも納得である。

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