好きなカードを紹介していく。第七十一回「パリンクロン」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、ウルザブロックで登場した大型フライヤーを紹介したい。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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パリンクロン (5)(青)(青)
クリーチャー - イリュージョン

飛行
パリンクロンが戦場に出たとき、土地を最大7つまでアンタップする。
(2)(青)(青):パリンクロンをオーナーの手札に戻す。

 

4/5

 

 再録された事もある「巻き直し」のクリーチャー版である。いわゆる、フリースペルのシリーズだ。現在のクリーチャータイプ表記に変わる前の最後のセットのカードである(登場時は"イリュージョンの召喚"だった)。

 

 いつも通り詳細を確認していく。

 

 先ずはマナコストだ。青のダブルシンボルを含む、計7点。かなりの重量級で、コントロールのフィニッシャーとしても重い部類だ。特に青ともなると、終盤にタップアウトすることなど自殺行為だ。よって、見た目よりもさらに重いコストと言えるだろう。

 

 そして肝心のサイズは4/5。飛んでいるとはいえ物足りない。昨今は5マナ程度でもパワー5のフライヤーがひしめいており、現代のクリーチャー戦では力が及ばないスペックである。

 

 しかし、このクリーチャーの真価は、その効果にある。

 

 キーワード能力以外に持っている能力は2つ。

 

 一つ目は、このクリーチャーが戦場に出たとき、土地を7枚までアンタップできる、という能力だ。この効果によってフィニッシャーを出す隙がなくなり、相手にターンを返しても安心してカウンターや除去を構えられる。

 

 そしてもう一つの効果は、青のダブルシンボルを含む4点を支払うことで、このクリーチャーを手札に戻す、という能力。

 

 除去などが飛んできた際に自力で回避でき、マナは掛かるものの除去に対する耐性は高いと見ていい。

 

 通常であれば大活躍してもおかしくないこのカードだが、時代は「パリンクロン」にとって厳しかった。

 

 パーミッション全盛

 

 最大の理由は、青系コントロールのパーミッションが大勢力であった事だろう。戦場に出れば隙を消す事ができるこの「パリンクロン」だが、スタック上にあるこの呪文は無防備だ。

 

 フルタップした状態で呪文の解決を待っている間にカウンターが飛んでくると、なすすべなく打ち消されてしまう。

 

 よって、青同士の戦いではなかなか戦場に出る事が叶わず、軽量で相手に妨害されにくいクリーチャーが優先された。

 

 コンボパーツとしての可能性

 

 しかし、やはり土地がアンタップする効果は強力である。

 

 そして、コンボデッキビルダー達によって、この効果を使った無限マナが考案された。

 

 考え方としては非常にシンプルだ。この「パリンクロン」を唱えるための7マナ、そして手札に戻るための4マナがあれば無限にループできるので、理論上は7枚以下の土地から12点のマナを発生させれば無限マナとなる。

 

 例えば「High Tide」。ターン終了時まで、島が倍の青マナを出すようになるスペル。島を7枚コントロールしていれば、簡単に無限マナを発生させる事ができる。

 

 または、「春の鼓動」や「魔力の篭手」でも可能だ。これらを使って土地のマナ出力をあげれば、「パリンクロン」が戦場と手札を往復し、勝負を決めるためのマナを生産してくれる。

 

 

 スニークアタック

 

 もう一つの無限マナ生成パターンを紹介したい。それは、「騙し討ち」を用いたループである。

 

 「騙し討ち」は4マナの赤いエンチャントで、赤一点を支払う事で手札のクリーチャーを戦場に出す事ができるカードだ。そして、そのクリーチャーに速攻を付与し、ターン終了時に生け贄に捧げる、という効果。

 

 通常であれば死んでしまうクリーチャーも、この「パリンクロン」であれば手札に戻り、何度でも戦場に出す事が可能。そして、赤1点で戦場に出せるため、赤と青2点、そして不特定マナ2点の計5点があれば無限ループが形成でき、さらに早いターンでコンボをスタートできる。

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・普通に使ってもフィニッシャーとして及第点)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・攻撃、防御共に回避性能は高い)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・除去が当たりにくく、全体除去すら空ぶる危険がある)

 

 今回は、自力で手札に戻る事ができる「パリンクロン」を紹介した。パワーカードではないものの、除去回避が能動的に行えるのは思いの外楽しい。青系デッキであれば、使ってみるのも面白い。

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