MTG戦闘思考。第八回「ビートダウン」

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画像引用元: http://magic.wizards.com

 

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、アーキタイプ考察の第二回としてビートダウンデッキについてフィーチャーしていきたい。

 

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 ビートダウンの定義

 

 コントロールの回でも話したことだが、MTGにおいて純粋なビートダウン、コントロールデッキというものは少ない。

 

 それは、どちらのアーキタイプにも双方の要素が必要なためである。

 

 しかし、コントロールデッキよりもビートダウンのほうが純粋な構成にしやすい。理由は単純で、クリーチャーがMTGにおける最も基本的、かつ、効率的な勝ち手段だからである。

 

 

 最重要視すべきは"マナ効率"

 

 腰を据え、相手が疲弊するまでじっくりと戦う事が多いコントロールに対して、ビートダウンは可能な限り最序盤から仕掛けていきたいデッキだ。

 

 特にコントロール相手であれば序盤の守りが薄いことも多く、3ターン目程度までが最も攻撃を通しやすい。このタイミングで相手のライフを削らない手はない。

 

 よってビートダウンは、そのマナ域で最も高性能なクリーチャー達を多数投入し、とにかく戦闘によって相手を追い込んでゆくスタイルが最適だ。

 

 

 ピークの配分

 

 クリーチャーを主戦力として勝利を目指すのがビートダウンだが、その速度にも差がある。

 

 速度の差、と表現はしたが、これはデッキの出力の出方と見たほうが良い。

 

 早速例を挙げたい。

 

 

 ウィニー

 

 1マナ、2マナ域の優良クリーチャーで戦力の大半を固めたのがこのウィニーだ。一番のメリットは、序盤からの展開力である。

 

 以前に紹介した「サバンナ・ライオン」のようなマナ効率の良いクリーチャーを序盤から並べ、積極的に相手のライフを削りに行く。

 

 戦闘のピークは3〜4ターン目辺りで、ここまでにどれだけのライフを削り取れているかが鍵となる。

 

 5ターンも過ぎると、ミッドレンジは優れた中型・大型を展開しており、頭数にモノをいわせてライフを削る事は可能だが、攻撃するたびにディスアドバンテージを被る展開になりやすい。

 

 よって、ウィニーデッキは序盤にピークを振った構成であり、速度の遅いコントロールやランプに対して有利なデッキと言える。

 

 

 ミッドレンジ

 

 クリーチャーデッキの王道を行くのが、このミッドレンジである。ウィニーのように序盤にも軽量クリーチャーを展開するものの、これはシステムクリーチャーや牽制用の生物である事が多く、真価を発揮するのは3ターンを過ぎた辺りから。

 

 ここまでくると、3マナ〜5マナ域の高性能クリーチャーが戦場に降り始め、1枚辺りの質でウィニーを圧倒する。

 

 また、コスト的に多色化することも難しくないため、マルチカラーの高性能クリーチャーを使うことができるのもメリットだ。

 

 特に白を混ぜたタイプに見られる「包囲サイ」や「台所の嫌がらせ屋」、また緑の「スラーグ牙」など、ライフ回復能力を備えたクリーチャーはウィニーが最も嫌うカードである。

 

 これらが出始める前に勝利が見えなければ、ウィニーはお手上げだ。

 

 しかし一方で、ウィニーほど速度が出ないため、ランプやマナ基盤の整い始めるコントロール相手にはやや厳しい戦いとなる。特に、強力なコントロール手段を持った相手にはかなり不利だ。

 

 よって、ミッドレンジは高速ビートダウンに強く、さらに立ち上がりが遅いランプやコントロールに弱い、と言えるだろう。ピークをゲーム中盤辺りに持っていき、バランスよく戦えるアーキタイプだ。

 

 

 ランプ

 

 このアーキタイプの場合はコンボデッキに分類される事が多いが、一応紹介したい。

 

 ランプ、と名づけられているように、"Ramp up"が語源と思われる。

 

 高める、増強するという意味で、序盤から積極的にマナ加速を行い、序盤の展開力を捨ててマナ出力を高めていく。

 

 当然序盤に強いウィニーには殴られ放題だが、このランプが繰り出すフィニッシャーは一撃必殺級の威力である事が多く、目標域に到達してしまえば、通常のビートダウンデッキではそのまま負けかねない威力を持つ。

 

 そして、ウィニーよりも速度に劣るミッドレンジには有利が付くことが多く、相手の戦力が整い始めた頃に勝ち手段が完成し、勝利できるシーンも多いデッキだ。


 しかし一方で、打ち消しなどのコントロール手段には弱く、勝ち手段が通らなければあっさり負けることもしばしば見られる。

 

 ピークをゲーム終盤に持つ、非常にピーキーなアーキタイプだ。

 

 


 一言でビートダウンと言っても、そのバリエーションは多岐にわたる。クリーチャー戦闘が得意とは言ったものの、強力なコントロール力を持つデッキなども存在し、奥深い世界である。

 

 何より、ビートダウンが最も"MTGらしい"。これらの相性を考えながら、デッキビルドに活用していただければ幸いだ。

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