好きなカードを紹介していく。第八十四回「マスティコア」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、当時の青・茶単系デッキで活躍した名カードを紹介したい。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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マスティコア (4)
アーティファクト クリーチャー

あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを1枚捨てないかぎり、マスティコアを生け贄に捧げる。
(2):クリーチャー1体を対象とする。マスティコアはそれに1点のダメージを与える。
(2):マスティコアを再生する。

4/4

 

 当時の青使いの方は、きっと懐かしく感じる事だろう。

 

 早速詳細を確認していきたい。

 

 先ずはマナコスト。不特定マナが4点で中量級のコストである。色拘束がなことを考えればそこまで重いコストでもなく、どの色でも採用できるというメリットは大きい。

 

 そして、このクリーチャーのサイズは4/4である。色が付いているクリーチャーでも、中量級以上ともなればここまでのコストパフォーマンスを持つカードは少ない。

 

 しかし、通常の性能を超えるものには、必ず理由がある。

 

 このカードについているデメリットは、アップキープ開始時に手札を1枚捨てなければこのカードを生け贄に捧げる、というものだ。

 

 毎ターンカードを食べさせなければ維持できないという、非常に強烈なデメリットがついている。

 

 いくら戦闘能力が高くとも、毎ターンのディスアドバンテージは致命的だ。

 

 しかし非常に難しいのは、このクリーチャーにはまだ能力が備わっている点である。

 残る能力は2つ。

 

 一つ目は、(2)を支払うことでクリーチャーに1点ダメージを飛ばすことができる能力だ。この起動型能力はコストにタップを含まず、1ターンに何度も使うことができる。

 

 二つ目の能力も同じく、(2)の支払いによってこのカードを再生する、という能力。高タフネスで火力に焼かれにくいえに、可能ならば再生までしてしまう。非常に便利な効果である。

 

 毎ターンのディスアドバンテージと引き換えに得られるのは、制圧火力と再生を持った4マナのファッティ。

 

 この使い方が難しいカードを、どのように使うべきか。

 

 青の守護神

 

 結論から言えば、このカードは強い。しかし、それはしかるべきデッキに投入する前提での話である。

 

 しかるべきデッキとは、青や黒のようなコントロールを組みやすい色だ。


 理由を説明しよう。

 

 アドバンテージの損失低減

 

 この「マスティコア」を運用する上で最も重要なのは、毎ターン手札を捨てなければならないというディスアドバンテージをどのようにして低減するか、という点だ。

 

 例えばウィニーやクリーチャー偏重のミッドレンジなどは、この「マスティコア」を運用するのに向いていない。ターンが進む毎に使えるカード枚数に差がつき、序盤・中盤までリードしていても、終盤に巻き返されて負けるシーンが多くなる。

 

 それほどまでに、毎ターンのカード損失は強いデメリットなのである。

 

 しかしコントロールはアドバンテージ獲得が得意な色であり、青ならばマナ効率の良いドロー、黒であれば、ライフと引き換えにカードを引けるスペル、パーマネントが多く存在する。

 

 これらを使うことで「マスティコア」の維持が容易となり、このカードのメリットを有効に利用する事が可能。

 

 制圧力

 

 次に挙げる理由は、このカードの制圧能力だ。

 

 (2)のコストを持つ、1点ダメージを与える効果である。

 

 この能力は通常のデッキで用いても強力なのだが、青や黒のコントロールであれば、その威力は更に上昇する。

 

 コントロールデッキにとって頭を悩ませるのは、カウンターやハンデスをすり抜けて戦場に出てしまったクリーチャー。

 

 小型であっても確実なクロック要員となってしまう事もあり、侮れないダメージを受ける危険がある。

 

 しかしこの「マスティコア」が居れば、小型のクリーチャーを焼いて始末することが可能となる。マナ基盤の整う終盤ともなれば、8マナから「セラの天使」クラスの大型フライヤーまで射程内となり、凄まじい制圧能力を発揮する。

 

 コントロールデッキにとって、これほど頼もしいカードは居ない。

 

 能力の選択権

 

 そして最後に挙げるのは、この「マスティコア」の誘発型能力が選択可能な点である。

 

 つまり、いざとなれば"見捨てられる"のである。

 

 どうしても手札を減らしたくない場合は、この選択権が有効に動くことも多く、微差であってもありがたい点だ。

 

 「鋼のゴーレム」や「光網の観察者」にはないメリットである。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・維持できれば守護神として大活躍)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・強いが面白味は少ない)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・現代では再生を活用できないシーン多し)


 今回は、当時青の守護神として活躍した「マスティコア」を紹介した。また本文には書ききれなかったが、以前に紹介した「ゴブリンの太守スクイー」などで維持の難易度が大幅に下がる。「直観」でサーチし、「禁止」と併用して往年の青コントロールを楽しむのも面白いかもしれない。

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