好きなカードを紹介していく。第八十八回「隠れ潜む邪悪」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、ウルザブロックで登場したクリーチャー化する黒の休眠エンチャントを紹介したい。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

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隠れ潜む邪悪 (黒)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのライフの端数を切り上げた半分を支払う:隠れ潜む邪悪は飛行を持つ4/4のホラー・クリーチャーになる。

 

 休眠エンチャントというと白のイメージが強いかもしれないが、このカードもなかなかの名カードだ。

 

 詳細を見ていきたい。

 

 先ずはマナコスト。黒のトリプルシンボルのみ、計3点である。点数的には軽い中量級に入り、早いターンから唱えることも難しくないが、色拘束が非常に強いため黒単色での運用にほぼ限定されていると考えて良い。

 

 そしてその効果は、ライフを半分支払うことで4/4飛行になれる、というものだ。

 

 3マナで大型フライヤーを手に入れられると考えると非常に強力だが、支払うライフの量はシャレにならないレベルの痛さである。ノーダメージだとすると、このカードをクリーチャー化するだけで10点ものライフを支払わなければならない。

 

 しかしMTGは面白いもので、黒であればそのライフペイすら許容できるようなアーキタイプが存在していたのである。

 

 

 スーサイドブラック

 

 自殺的・自滅的な黒という意味を持つこのアーキタイプ。自身のライフやライブラリーを削りながら戦うおそるべきデッキコンセプトを持つ。

 

 しかし、ライフを引き換えにした戦闘能力は、当時としては驚異的だった。これらのデッキにとっては、半分のライフペイでもこのカードを使いたい理由があったのである。

 

 

 「暗黒の儀式」

 

 やはり当時の黒を語る上でこのカードは外せない。黒を選択する最大のメリットの一つである。

 

 この「暗黒の儀式」があれば、最速で1ターン目に「隠れ潜む邪悪」を戦場に出す事が可能だ。

 

 「ファイレクシアの抹殺者」でも可能だが、こちらはデメリットがとてつもなく強く、火力1枚で戦場が更地になりかねないリスクを抱えている。

 

 その点「隠れ潜む邪悪」であれば、少なくとも「ショック」や「稲妻」1枚では対処できず、召喚酔いが解けたタイミングで生物化して攻撃させる事ができる。

 

 

 「よじれた実験」

 

 このカードも当時の黒を象徴する1枚である。効果は、エンチャントされたクリーチャーに+3/-1の修正を与える、というもの。タフネスが減るのは実に黒らしい。

 

 やはり一番の強みは、2マナでパワーが+3される点である。スーサイドブラックは、とにかくハイパワーなクリーチャーで攻撃したいため、このカードをエンチャントする事でクロック効率を大幅にあげる事ができる。

 

 そして、この「隠れ潜む邪悪」にエンチャントすれば、パワーは7に達し、3クロックで対戦相手のライフを0にする事が可能となった。

 

 また、1ターン目に「暗黒の儀式」から「隠れ潜む邪悪」、2ターン目に「よじれた実験」とプレイする事でテンポもよく、全ての攻撃が通れば4ターン目に勝負がつくスピードを得られる。

 

 

 変身系の弱点

 

 アーキタイプさえ選べば大活躍するこのカードだが、やはり変身系の宿命も共にある。

 

 「ウェストヴェイルの修道院」などもそうだが、変身に多くのリソースを要求するカードは、ディスアドバンテージを被りやすい。

 

 このカードの場合も同じで、ライフを半分支払い、「よじれた実験」をエンチャントした状態で攻撃しようとしても、下手をするとそのターンに「送還」や「ブーメラン」といったバウンスを喰らい、そのまま退場させられてしまう危険がある。

 

 実に黒らしい、ハイリスク・ハイリターンなカードである。

 

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・強力だが、現代のクリーチャーと比べると珍しい性能ではない)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・全てを捨ててスピードを手に入れたい方に)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・対処は容易だが、触れないなら即死級)

 

 今回はウルザブロックの休眠エンチャントである「隠れ潜む邪悪」を紹介した。やはり、スーサイドブラック特有の悪魔的速度にはロマンがある。特にカジュアルであれば、当時を懐かしみながら楽しめるかもしれない。

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