好きなカードを紹介していく。第百回「Black Lotus」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は第百回の節目として、マナ・アーティファクトの頂点に立つカードを紹介しようと思う。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

Black Lotus (0)
アーティファクト

(T),Black Lotusを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ3点を加える。


 わけがわからない、とはこの事だろう。

 

 詳細を見ていきたい。

 

 まずはマナコスト。(0)である。「羽ばたき飛行機械」と同じく、どんな色のデッキでも、それこそ土地が1枚も出ていなくてもプレイできる。非常に特別な意味を持つマナコストだ。

 

 さて、通常であればノーコストの代償として戦闘力を持たないようなクリーチャーであるか、「溶接の壷」のような支援系カードに分類されるものの筈である。

 

 しかし、MTGが生まれた時代、今のような強力なスペルが登場する事は誰も考えていなかったに違いない。

 

 その効果は、タップと自身を生け贄にすることで、好きな色のマナを3点発生させる、というものである。

 

 あまりの効果に理解が追いつかないレベルだが、このカードは実際に印刷され、そして現代にも現存している。ヴィンテージにのみ、その存在を許された至高のアーティファクトである。

 

 ではこのカードがどれほどのパワーを秘めているのか、比較と共に考えて行きたい。

 

 

 原点にして頂点

 

 そのカードパワーについて、今更語ることなどないような代物であるこの「Black Lotus」だが、突き抜けすぎているその性能がどれほどのものなのか、改めて考えてみたい。

 

 順に比較していこう。

 

 

 マナ・アーティファクト

 

 それでは早速、最も機能が近いマナ・アーティファクトから比較していきたい。これらは全て劣化版であり、フルパワーの「Black Lotus」からデチューンされたものである。

 

 先ずは「ライオンの瞳のダイアモンド」。おそらくは、直系の後継だと思われる。このカードマナコストは同じ(0)だが、マナを出す際に手札を全て捨てなければならない強烈なデメリットがついている。

 

 しかしこの「ライオンの瞳のダイアモンド」も、0マナで本家と同じ3マナを出力するアーティファクトであることにかわりはなく、主戦場であるヴィンテージでは制限カードとしてデッキに1枚しか投入が許されない。

 

 または、更に性能の縮小が図られた「水蓮の花びら」。このカードも0マナで戦場に出すことができるマナ・アーティファクトだが、その出力がたった1点になっている。名の示す通り、花びら1枚分のマナしか出すことができないカードだ。

 

 が、このカードもヴィンテージで制限を受けており、やはり0マナから任意の色マナを生み出してしまうカードは非常に危険である、と言う判断なのだろう。

 

 更に近代に至っては、「金粉の水蓮」が生まれており、こちらは3マナ出力はそのままに、マナコストが5点まで増加している。0マナから1マナになるだけでもかなりの弱体化だが、「スランの発電機」が強力であったこともあり、ここまでしてようやく適正なマナコストとなった、と言えるだろう。

 

 

 マナ加速呪文

 

 もう一つ比較していきたい。「暗黒の儀式」に代表される、マナ加速スペルだ。カードを1枚使ってマナを増やすと言う考えは「Blacl Lotus」に似ているため、これらの呪文を比較していきたい。

 

 先ずは先に挙げた「暗黒の儀式」。以前紹介したことがあるカードだが、非常に優秀なマナ加速スペルである。

 

 しかし、このカードは2点において、「Black Lotus」に大きく劣っている。

 

 一つ目は黒1点のマナを要求する点だ。たった1点の差だが、この黒が必要なために、プレイするには黒系のマナソースが必要となり、プレイを制限される。

 

 もう一つは、出力されるマナが黒のみである点。他の色で使おうとするとマナフィルターが必要となり、その分のマナをロスしてしまうため更に効率は落ちる。

 

 あるいは「煮えたぎる歌」。これは「暗黒の儀式」が赤くなり、利得はそのままにコストが2点増えているスペルである。「暗黒の儀式」から見ても大幅に弱体化しているこのスペルだが、それでもストーム系デッキのメインパーツとして用いられていた実績があり、モダンでは禁止にまで指定されているポテンシャルを持っている、と認識されている。

 

 改めて並べてみても、このスペルのパワーは規格外である事がうかがえる。

 

 そして、このカードを総評する事はナンセンスであるため、今回は総評を省かせていただく。また非常に手に入りにくいため、使用をお勧めすることもできない難しいカードである。状態の良い初版ものでは帯付きの札束を用意しなければならない価格だ。ここまでくるとゲームというより骨董品のレベルである。貴重なおもちゃに高額な値札がつくのに似ている。

 

 非常にハイパワー、かつ途轍もない価格のこのカード。MTGを一生遊ぶ予定の方であれば、投資しても良いかもしれない。

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