好きなカードを紹介していく。第百六回「破滅的な行為」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、ゴルガリカラーによく見られる、点数で見たマナコストを参照する除去を紹介したい。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

破滅的な行為 (1)(黒)(緑)
エンチャント

(X),破滅的な行為を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストがX以下の、すべてのアーティファクトとすべてのクリーチャーとすべてのエンチャントを破壊する。

 

 複数のパーマネントタイプに干渉できる除去である。

 

 詳細を見ていこう。

 

 まずはマナコストである。黒と緑のシングルシンボルを含む、計3点。除去として見ると軽量の部類には入らず、またマルチカラーであるため単色に比べてキャストの難易度は高い。

 

 そして面白いのは、この除去がエンチャントである点だ。通常であればインスタントかソーサリーだが、この呪文はエンチャントとして戦場に出し、起動型能力によって効果を発揮させるカードである。

 

 肝心な効果は、(X)を支払うことで、点数で見たマナコストがX以下のアーティファクト、クリーチャー、エンチャントを破壊する、というもの。

 

 破壊の影響は大きく、"破滅的な行為"という名に恥じない強力な除去呪文である。

 

 早速、この呪文のメリットやデメリットを見て行きたい。

 

 

 マス・デストラクション

 

 除去といえば、通常は単体除去を指す場合が多いため、このカードを除去呪文と表現するのは少々違和感があるかもしれない。

 

 しかし、「神の怒り」や「粉砕の嵐」などのような全体除去と比べ、このカードには対象を選ぶことができるメリットが存在する。

 

 点数で見たマナコスト

 

 一番のメリットは、やはり破壊したいパーマネントの点数で見たマナコストを狙える点だ。

 

 ウィニーなどの速攻デッキを相手にした場合を例に挙げてみよう。こちらはアブザンカラーのミッドレンジを想定する。

 

 序盤の展開力は、やはり白単などのウィニーには敵わない。2ターン目、3ターン目にクロックを増強していくウィニーに対して、質で勝負するために1ターン、2ターン動きが遅れてしまう。

 

 そこで使いたいのが、この「破滅的な行為」だ。ウィニークリーチャーは1マナ、あるいは2マナである事が多い。「楽園の拡散」などを経由して2ターン目に戦場へ出してしまえば、あとはXへ2マナ程度注いで起動すれば良い。

 

 仮にこちらのクリーチャーが展開されていたとしても、「台所の嫌がらせ屋」や「包囲サイ」は点数で見たマナコストが3以上であるため、「破滅的な行為」の破壊効果を受けない。

 

 相手の戦場だけに、一方的に破壊効果をもたらすことが可能なのである。

 

 ゴルガリの弱点

 

 しかし、選べるメリットがあればデメリットもある。このカードのデメリットは非常にシンプルで、大型のパーマネントに対処できない点である。

 

 ランプやリアニメイトなどの大型クリーチャーを採用しているケースを考えてみたい。

 

 こちらは同じくアブザンミッドレンジで、ランプであれば相手より先にクリーチャーを展開する事ができるだろう。

 

 しかし対戦相手のクリーチャーが戦場に出てしまうと、殆どの場面では質で勝負することができなくなってしまう。

 

 そのような状況に備えて除去呪文を搭載しているわけだが、相手がこちらより大型の場合、対戦相手のクリーチャーを除去するためには、こちらのクリーチャーを巻き添えにしなければならない。

 

 Xを大きくしなければ除去できず、大きくしてしまえば自軍まで全滅してしまう。

 

 このような場合は素直にサイドアウトして、強力な単体除去に差し替えた方が良いだろう。

 


 通ってしまえば打ち消しには強く、一方で「もみ消し」や「アゾリウスのギルド魔道士」の能力に弱い。干渉できるパーマネントは「ネビニラルの円盤」と同じだが、その実、かなり毛色の違う、癖の強い除去呪文だ。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・相手によっては凄まじい制圧力を見せる)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・除去できる範囲を設定できる点は便利)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・強力だが、コストが2段階であるため起動は遅い)

 

 今回は、広域に破壊効果をもたらす「破滅的な行為」を紹介した。ウィニーに強く、ランプやリアニメイトに弱いという、ある意味でミッドレンジの特徴を象徴するようなカードである。一時は高騰していた値段も随分と落ち着いてきた。手に入れるのならば、今がチャンスなのかもしれない。

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