好きなカードを紹介していく。第百十二回「偽りの治療」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、ライフ回復デッキに対する切り札ともいうべきカードを紹介したい。

 

 こちらだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

 

偽りの治療 (黒)(黒)
インスタント

ターン終了時まで、プレイヤーがライフを得るたび、そのプレイヤーは得たライフ1点につき2点のライフを失う。

 


 実に黒らしい効果である。カード名と効果から滲み出るフレイバーが良い。

 

 詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコスト。黒のダブルシンボルのみ、計2点と、やや色拘束が強い。全て黒マナで支払う必要があるが、マナベースが進化した現代のMTGであれば確保する事も不可能ではないコストだ。また序盤に撃つことは少ないため、見た目よりもプレイしやすいカードと言える。

 

 そして肝心の効果である。

 

 このカードが解決されると、ライフを得るすべてのプレイヤーは、1点ライフを得るたびに2点のライフを失う、というものだ。

 

 まさしく、治療しているように見せかけて、倍のダメージを受けてしまう効果である。

 

 例えば、「滋養」などのライフ回復効果を持つスペルを唱えるのに対応してこの「偽りの治療」をプレイすると、先に「偽りの治療」が解決され、ターン終了時までの効果が発揮される。

 

 その後、「滋養」のコントローラーは6点のライフを得るが、直ぐに12点のライフを失い、差し引きで6点ダメージを受けることになる。

 

 大活躍するカードの陰に隠れながらも、ライフ回復カードは密かに活躍を続けている。このカードであれば、それらに対する最適解になり得るのではないだろうか。

 

 

 ライフ回復→ダメージ変換

 

 黒の軽量インスタントという事もあり、基本的には相手の動きに対応して撃ちたいこの「偽りの治療」。

 

 では、どのようなシーンで有効だろうか。

 

 

 ライフ回復カード

 

 最初に挙げるとするなら、やはりライフ回復効果を持つカードに対応する使い方だ。

 

 例えば、「レイディアントの竜騎兵」や「スラーグ牙」。これらのクリーチャーは、戦場に出たとき、ライフを回復する効果を持ったカードである。

 

 双方CIP能力であるため、これらのカードのプレイに対応して「偽りの治療」を撃てば、このカードで大ダメージを与える事が可能となる。

 

 ゲーム終盤で、安全圏まで回復しようとしている対戦相手に対するトドメとして機能するカードとなる。

 

 

 コンボ

 

 次に挙げるとするなら、やはりコンボである。

 

 上記の例はあくまで受動的で、相手が回復カードを使ってこない場合は腐ってしまう。しかしコンボであれば、能動的に相手のライフを削りにいく事ができるようになる。

 

 最も組み合わせたいのは「不死の標」である。このカードは、プレイヤー1人を対象として、そのプレイヤーのライフを2倍にする、という効果を持つスペル。6マナと少々重いが、豪快な効果である。

 

 これを「偽りの治療」と一緒に使うとどうなるだろうか。

 

 ライフが2倍になる、ということは、現ライフと同じ量のライフを得ることとなり、「偽りの治療」のダメージが現ライフと同等になる。即死コンボである。

 

 もう一つ面白いのは、マスクスブロックに登場したピッチスペル群だ。

 

 「スカイシュラウドの切断獣」や「恭しき沈黙」は、森をコントロールしていると相手に5点ライフを与えることによって0マナでプレイできるスペルである。

 

 通常であれば無視できないライフゲインだが、この「偽りの治療」と組み合わせると、0マナで5点ダメージ相当にクリーチャーが付いてくる形となる。

 

 特に「スカイシュラウドの切断獣」は2/2クリーチャーであるため、0マナで熊に「爆片破」相当のプレイヤー火力がつき、超高性能カードに化ける。

 

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・強さは相手に依存)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・このカードをちらつかせるだけでライフ回復阻害の効果有)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・使われたら回復カードを次のターンに回せば良いため回避は容易)

 

 今回は、ライフ回復をダメージに変えてしまう「偽りの治療」を紹介した。あらゆる回復手段がダメージとなってしまうため、最後の詰めで最高の威力を発揮する。ただし、自身もダメージを受けてしまうことには注意していただきたい。

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