好きなカードを紹介していく。第百十九回「真髄の針」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、プレイヤーの知識が問われる難しいアーティファクトを紹介したい。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

 

真髄の針 (1)
アーティファクト

真髄の針が戦場に出るに際し、カード名を1つ選ぶ。
指定されたカードの起動型能力は、マナ能力でないかぎりプレイできない。

 

 かつて神河救済でトップレアであった1枚である。

 

 詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコストである。不特定マナ1点と、非常に軽量だ。後述するこのカードの効果が、序盤に出るほど有利なため非常にかみ合ったコストと言える。また、旧世代のアーティファクトであるため色マナを要求しない点も良い。どの色のデッキにも搭載可能だ。

 

 そして、「真髄の針」の効果は二つ。

 

 1つ目は、「真髄の針」が戦場に出る際、カード名を一つ選ぶ効果。当然ながら、この効果だけでは殆ど意味がない。

 

 そして2つ目の効果は、1つ目の効果で指定した名前のカードは、起動型能力を起動できない、というものだ。

 

 唱えさせない訳ではないので戦場には出てしまう。またクリーチャーの場合、戦闘を禁止する効果でもないため、普通にダメージソースとして機能してしまう。

 

 一見効果が薄いように見えるが、その実、かなり有用だ。

 

 

 プレイヤーの知識

 

 非常に高価なレアであったこのカードだが、他のパワーカードと違ってプレイヤーの能力がダイレクトに反映されてしまう恐ろしいカードでもある。

 

 特に要求されるのは知識で、あらゆるアーキタイプを熟知し、初めてその力を発揮できるカードだ。

 

 

 対ビートダウン

 

 ビートダウンデッキには特に効果が薄そうに見えるが、実はそうでもない。

 

 例えば、モダンの"親和"を考えてみる。

 

 親和といえば、パンチ力を劇的に向上させるのは「頭蓋囲い」である。自身のコントロールするアーティファクトの数だけ装備クリーチャーのパワーを上げるカードだが、このカードは装備品である。

 

 よって、"装備"という起動型能力が禁止されてしまうとパワーアップは行えない。

 

 「神髄の針」をおかれてしまうと「頭蓋囲い」はただの置物となり、「羽ばたき飛行機械」などの回避能力を持つクリーチャーは、空を飛んでいるだけの壁に成り下がる。

 

 また、「電結の荒廃者」などの起動型能力も禁止することが可能である。このカードを指定してしまえば、+1/+1カウンターを増やす効果が使えなくなり、「墨蛾の生息地」などにカウンターを移し替え、一撃死を狙うコンボも使用不能となる。

 

 

 対コントロール

 

 次に、コントロール系デッキを考えてみたい。

 

 インスタントやソーサリーを用いるコントロールには効果がない「真髄の針」だが、パーマネント依存が強いタイプであれば有効だ。

 

 例えば「対立」のような起動型能力を持つエンチャント。この「対立」を指定すれば、相手の減速手段を封じることが可能となり、残された妨害札を凌ぎきれば勝ちを手にしやすくなる筈だ。

 

 

 対コンボ

 

 最後は、やはり触れておかなければならないコンボである。

 

 特にコンボはパーマネントの起動型能力を使うことが多く、この「神髄の針」が最も刺さるアーキタイプだ。

 

 特にレガシーなどの環境では強力極まりないエンチャント、アーティファクトが多いため、サイドボードには必ず用意したい。

 

 例えば「騙し討ち」。カード自体は4マナだが、赤1点でターン終了時までクリーチャーを戦場に出せてしまう、ウルザブロックの名カードである。

 

 この「騙し討ち」デッキは、当然ながらこのカードを中心に組まれているため、先手を上手くとることができれば、「神髄の針」を先出しして一気にゲームを制することが可能となる。

 

 他にも無限マナの生産を手助けする「威圧の杖」や「通電式構成物」など、無限サイクルを形成する手段の妨害に刺さる。

 


 どのようなパーマネントタイプでも対応できるため、知識がある分だけ有利になるカードだ。

 

 

 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・相手によっては劇的)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・自分のゲームセンスが問われる)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・1枚で1種なのが救い)

 

 今回は、指定カードの起動型能力を禁止する「神髄の針」を紹介した。本当に使い手を選ぶカードで、本巣は全く使いこなせない1枚である。特に強烈なデッキが多いモダン環境で活動する方は、サイドボードに忍ばせておくのも良いだろう。

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