好きなカードを紹介していく。第百二十二回「双つ術」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、しばしば登場するコピー系カードを紹介したい。しかし、今回はパーマネントではない。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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双つ術 (青)(青)
インスタント

インスタント呪文1つかソーサリー呪文1つを対象とし、それをコピーする。あなたはそのコピーの新たな対象を選んでもよい。

 

 まさしく、現代に蘇った青い「Fork」。

 

 詳細を見ていきたい。

 

 まずはマナコスト。青のダブルシンボルのみ、計2点である。インスタントの中でもかなり軽量な部類に入るが、ダブルシンボルであるためマルチカラーの構成を取るアーキタイプではやや唱えにくい。呪文の効果から、当然インスタントである。

 

 しかし、その性質から、序盤に撃っていきたいスペルでもなく、あまり問題とならない。

 

 そしてその効果は、インスタントかソーサリーを対象とし、それをコピーする、というものだ。対象を取るスペルであれば、新たな対象を選ぶことができる。

 

 MTGにおいて、相手に依存するスペルは往々にして弱い。

 

 しかし、コントローラーを問わないインスタント・ソーサリーのコピーは、汎用性において弱いと断定できるレベルから出ているのではないだろうか。

 

 早速、使い方を考えていきたい。

 

 

 コピーという可能性

 

 コピーカードは数あれど、インスタントやソーサリーを直接コピーできる、しかも軽量なインスタントスペルというのは、案外少ない。

 

 青のダブルシンボルを要求するものの、その効果から、カウンターにも、倍加にも、威嚇にも使える。

 

 

 相手のスペルをコピー

 

 例えば、どうしても通したいスペルがあるとしよう。しかし、「強迫」などで相手が確実にカウンタースペルを1枚握っている事はわかっている。フィニッシャーを通そうとすれば、確実に打ち消してくるであろう状況である。

 

 そこで輝くのがこの「双つ術」だ。

 

 相手はこちらのフィニッシャーに対してカウンター呪文を唱えてくる。そこで、更に対応して「双つ術」をプレイ、コピー元の呪文を相手のカウンターにしてしまえば、さながら「対抗呪文」のように機能するカードとなる。

 

 ただしこの用法には制約があり、例えばクリーチャー限定など、インスタントを対象にできないカウンター呪文は打ち消すことができない点だ。このような使い方の場合、「強迫」等、偵察した上で、確実に有効な使い方をしたい。

 

 

 ダブルキャスト

 

 2つ目に挙げるのは、呪文の効果を倍加する、という方法。

 

 例えば火力呪文。「稲妻」などの火力を対象にすれば、赤と青2点の計3マナから6点ダメージが発生する。カードを2枚使っているため効率は良くないが、最後の一押しには十分すぎる威力である。

 

 あるいは、「凶暴化」や「致命的な激情」など、パワーを倍にする呪文との組み合わせ。参照するパワーの値は、現在のものである。よって、オリジナルとコピーが両方解決された場合はパワーが4倍となる。

 

 通常のクリーチャーでも十分に危険な強化である。パワーが4でも16まで膨れ上がり、うっかりブロックせずに居ると即死の危険すらある。

 

 この用途なら「小柄な竜装者」は最も良い組み合わせである。最初に「致命的な激情」をキャスト。誘発した能力を解決後、「双つ術」を唱える。更に能力が誘発し、パワーが5まで上昇する。

 

 あとは、スタックに乗ったスペルが順に解決されればパワーが20に到達し、ワンショットキルである。モダンでも実現可能なコンボだ。

 

 

 抑止力

 

 最後に挙げるのは、コンボデッキに対する抑止力である。

 

 最近では少なくなっているが、コンボデッキはX火力でフィニッシュするタイプがある。これらコンボデッキに対するカウンターとしてのポジションだ。

 

 相手がX=20で「火の玉」を唱えたなら、この「双つ術」でそのスペルをコピーすれば良いのである。手の内が割れていなければコンボデッキのフィニッシャーをそのまま相手に撃ち込むことができ、割れていればどのように対応しようか思案するために手が止まる。

 

 使い方次第で、非常に多彩な仕事をしてくれる1枚である。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・機能すれば強いが、相手への依存度は高い)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★★★(星5・タイプが合致するならば何でもコピーできる)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・非常に厄介だが、インスタントやソーサリーに依存しなければ影響は少ない)

 

 今回は、コピーカードの元祖とも言える「Fork」のリメイク、「双つ術」を紹介した。この後、赤の「余韻」へと効果が引き継がれ、こちらが正当な「Fork」の後継となったが、青でも同じことができる点は面白い。「等時の王笏」などと組み合わせれば、「ミラーリ」の如くコピーを量産してくれる事だろう。

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