好きなカードを紹介していく。第百二十六回「四肢切断」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、モダンで活躍する黒の除去スペルを紹介したい。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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四肢切断 (1)(黒/Φ)(黒/Φ)
インスタント

クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-5/-5の修整を受ける。

 

 

 モダンのフォーマットでデッキを組む方であれば、定番の1枚かと思う。

 

 詳細を見ていこう。

 

 先ずはマナコスト。この呪文は黒のファイレクシアマナが2つと、不特定マナが1点の、計3点。通常の呪文であれば黒のダブルシンボルとなり、色拘束、合計コスト共に軽量とは言い難い。

 

 しかし、この呪文のマナシンボルはファイレクシアマナ。

 

 このファイレクシアマナは、指定されている色か、ライフを2点支払う事でマナの支払いが行えるものだ。このマナコストの場合は、ライフを4点支払い(1)を支払うか、ライフを2点支払い(黒)(1)を支払うか、あるいは、ライフを支払わず(黒)(黒)(1)を支払うかの3パターンとなる。

 

 このスペルの強みの1つがこの支払いの柔軟性である。

 

 また、ライフを4点支払う場合に注目していただきたい。この場合、ライフを4点支払えば、残るマナコストは(1)のみ。即ち、ライフの支払いさえ許容できればどの色でも、あるいは、茶単のような無色マナをメインとするデッキでも使うことができる除去、ということになる。

 

 これは非常に大きなメリットだ。仮に黒がメインの多色デッキを使っている場合でも、黒のダブルシンボルを捻出できない、あるいは、黒の色マナを温存しておきたい場合に威力を発揮する。

 

 さて、コストの設定が非常に優秀である事は上述した。あとは、このスペルの効果である。

 

 このカードの効果は、クリーチャー1体を対象とし、それはターン終了時まで-5/-5の修正を受ける、というもの。

 

 黒に多く見られる、タフネスを減らす事で衰弱させて除去するタイプのスペルである。

 

 確実な除去とは言えないが、その修正量は除去として機能するに十二分なものである。

 

 モダンで活躍するクリーチャーといえば、代表的なもので「秘密を掘り下げる者」や「タルモゴイフ」、あるいはジャンクの「包囲サイ」、など、タフネス5以下であるカードが非常に多い。

 

 カードプールが広がるほど軽量なエースクリーチャーが採用される傾向にあるため、低タフネスになりがちな軽量クリーチャーに対して、このカードは非常に有効と言えるだろう。

 

 早速、このカードを搭載すべきアーキタイプを考察していきたい。

 

 

 汎用性高し

 

 搭載すべき、と書いたものの、その実、このカードは殆どのアーキタイプで有効に機能する。

 

 ウィニーなど、極端にビートダウンに偏ったデッキであってもブロッカー排除に活躍し、ミッドレンジであれば、サイズ負けしている相手のクリーチャーを一方的に戦闘破壊するための擬似除去として運用しても良い。

 

 ランプであれば、単純に序盤の相手クリーチャーを減らすのに使用でき、コントロールであれば、取りこぼしたクリーチャーを除去する仕事がある。

 

 多くのシーンで用途があり、腐りにくい。除去としては非常に優秀だ。

 

 

 タフネス5の駆逐者

 

 かつて、「火炎舌のカヴー」がスタンダードで暴れまわり、「セラの天使」など、優秀なタフネス4クリーチャーを環境から叩き出してしまった時代があった。

 

 この「四肢切断」もまた、環境のクリーチャーを測る1つの指標とみなされていたのである。

 

 最も影響を受けたのは、やはり「ファイレクシアの抹消者」だろう。とてつもなく優秀な防御性能を持ちながら、タフネスが5である、というだけで信頼性を大きく落としてしまっていた。

 

 コントロールカードが環境を決める典型例と言えるだろう。

 

 

 破壊不能に対する回答

 

 あるいは、破壊不能を持つクリーチャー、または破壊不能を付与するスペルに対する札としても機能する。タフネス0によって墓地へ置かれる処理はルールによるものであり、破壊ではないのがミソだ。

 

 

 "致命的な”ライバル

 

 高汎用性、かつ有効なクリーチャーが多いこのスペル。しかし、同環境には非常に強力なライバルが存在する。

 

 「致命的な一押し」である。

 

 私としては、除去の汎用性は「四肢切断」が1枚上であると考えている。しかしながら、圧倒的な低コストでキャスト可能である点は「致命的な一押し」に軍配があがる。

 

 1マナで「タルモゴイフ」や「秘密を掘り下げられる者」、各種機体に対処できる点は同じだがライフアドバンテージの差は無視できないほどに大きい。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・モダンの代表的除去の1枚)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・高性能な分面白味は少ない)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・単体除去なので盤面を塗り替える威力はない)

 

 今回は、モダン環境でも高い汎用性を持つ「四肢切断」を紹介した。大抵のクリーチャーと1対1交換が行えるカードというのは、その実かなり貴重である。色が合わなくとも、サイドにそっと潜ませるのも良く、黒であれば搭載しておきたい1枚だろう。

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