好きなカードを紹介していく。第百三十二回「破滅の刃」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、ニュースタンダードとも言える黒の除去スペルを紹介しようと思う。

 

 これだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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破滅の刃 (1)(黒)

インスタント

 

黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。

 

 かの「恐怖」と非常に近い、シンプルな効果である。

 

 いつものように詳細を確認して行きたい。

 

 先ずはマナコスト。黒のシングルシンボルを含む計2点と、「恐怖」を基準に考えると標準的なコストである。黒のシンボルがひとつであるため、多色のマナ基盤が整っていれば唱えることに関しては難しくない。

 

 そして肝心の効果である。

 

 このカードの効果は、黒でないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する、というもの。

 

 実にシンプルで、黒らしい効果だ。「恐怖」との差異は、アーティファクトクリーチャーを対象に取れるかどうか、再生を許すかどうかの2点である。

 

 さてこのカード、モダンクラスの使用に耐えられるものなのだろうか。

 

 

 現代の「恐怖」

 

 正直なところ、このカードの使い勝手は「恐怖」と殆ど変わらない。しかしながら、流石にモダンクラスのレギュラー除去になれるかといえばやや難しい。

 

 その理由を説明していきたい。

 

 

 標準的なマナコスト

 

 一番の理由は、そのコストだ。この「破滅の刃」は点数で見たマナコストが2点と、決して重くない。

 

 しかし、新たに参入してきたスペルによって、除去スペルのハードルが一気に上がってしまった。

 

 「致命的な一押し」である。

 

 この「致命的な一押し」は、黒のシングルシンボルでクリーチャーを1体破壊できるインスタントである。

 

 ただし、それには点数で見たマナコストが2点以下、あるいは4点以下という条件がある。

 

 これだけを聞けば、一長一短であるように見えるが、実はこのデメリットがあまり問題にならない。

 

 それは、モダンで活躍するクリーチャーが軽量である点が大きい。カードプールが広くなるほどビートダウンに採用されるクリーチャーは軽量になる傾向にあり、「秘密を掘り下げる者」や「タルモゴイフ」なども2点以下である事から、直感的お分かりいただけるのではないかと思う。

 

 

 黒を対象にできない

 

 2つ目の理由は、黒いクリーチャーを対象にできない点。これは「恐怖」とも共通したデメリットだが、「致命的な一押し」はこの問題すらクリアしてしまっている。

 

 上述した通り、カードプールが広がるほどクリーチャーは軽量で高性能になる傾向がある。そしてそれと同時に多色化もしやすい。

 

 例えばジャンクでよく見られるアブザンカラー。あるいは、グリクシスカラーのコントロール。ドレッジなどで多いゴルガリカラー。

 

 これらのアーキタイプには黒を含むクリーチャーが含まれており、このスペルで対象に取る事ができない。

 

 手札1枚が機能しなくなる事態がどれほど深刻であるかは、MTGプレイヤーの方であればわかる筈である。

 

 

 それでも出番はある

 

 ここまでネガティブな点ばかり並べてきたが、完全に出番がなくなってしまったわけではない。あらゆる点で「致命的な一押し」に不利だが、「破滅の刃」だけが持つ利点もある。

 

 それは、除去する対象のマナコストを問わない点だ。

 

 当たり前の話ではあるが、このスペルについている注文は色だけである。除去したいクリーチャーが1マナの「サバンナ・ライオン」だろうが、15マナの「土着のワーム」だろうが1枚、2マナで対処できる。

 

 また、色についてもベースとなった「恐怖」より融通が利くようになっている。と違い再生は許してしまうものの、アーティファクトクリーチャーも除去できる点は現代において強いメリットとなり得る。

 

 最優秀ではないが、使えるシーンが全くなくなったわけではない。どのスペルも一長一短なのである。

 

 

 このカードを総評すると


強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・パワーカードがひしめくモダンではやや力不足)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★☆☆☆(星2・非常に堅実な除去で面白味はない)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★☆☆☆☆(星1・1対1交換で極端なアドバンテージ損失は発生しない)

 

 今回は、現代の「恐怖」とも言える「破滅の刃」を紹介した。イベントに出て活躍できるほどのパワーはないが、カジュアルであれば十二分に使える性能である。また安価なため入手しやすく、黒の除去として4枚揃えておいても最低限の仕事はしてくれる。そういった意味では、「致命的な一押し」に勝る優秀な除去と言えるだろう。

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