好きなカードを紹介していく。第百四十八回「三なる宝球」

 ごきげんよう。本巣だ。今回は、アーティファクトに度々登場する、コスト変更を行うカードを紹介したい。

 

 こいつだ。

 

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画像引用元: Gatherer - Magic: The Gathering

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三なる宝球 (3)
アーティファクト

三なる宝球がアンタップ状態であるかぎり、それを唱えるためのコストが3マナ未満である呪文はそれぞれ、それを唱えるためのコストが3マナになる。

 

 見ての通り、自身のプレイを加速させる類のものではなく、妨害系に分類されるカードである。

 

 詳細を見ていこう。

 

 まずはマナコスト。不特定マナのみの3点と、重くはないが軽量とも言い難い絶妙な設定である。しかし緑などのマナ加速を得意とする色であれば、2ターン目には無理なくキャストする事ができるだろう。このカードが利用できるモダンやレガシーなどのカードプールであれば簡単に達成できる。

 

 そしてその効果は、3マナ未満のスペルが、全て3マナになってしまう、というものだ。「アメジストのとげ」などに見られる、特定のカードタイプに対して一律で増加させるようなものではなく、その増加量は可変だ。

 

 しかし、この可変の部分が非常に重要である。アーキタイプによっては、行動不能に追い込まれるレベルのパワーを発揮する。

 

 早速、このカードをどのように使うべきか考察していこう。

 

 

 究極のサイドアーム

 

 まずこのカードは、メインボードに搭載するべきではない。理由は主に2つ。

 


 カードプールの広さ

 

 1つ目は、対戦開始時にはコスト増加の効果が有効に働く相手であるか判断できない点だ。例えばランプのような重いスペルを打つタイプのデッキ、あるいはアブザンミッドレンジなどの中量呪文を多く搭載したデッキが相手の場合、このスペルは全くの置物となる。

 

 特に、このカードの主戦場がモダンやレガシーである事を考えると、相手のアーキタイプを予想することは難しく、メインボードに搭載してしまうと、手札に腐らせてしまう可能性が高い。

 

 

 後出しの強さ

 

 2つ目の理由は、サイド後までこのスペルを隠しておきたい、という点だ。例えば相手がコントロール系のデッキで、自分がミッドレンジ系のデッキを使っていた場合、1ゲーム目をうまく勝つ事ができれば、相手はより軽量で小回りの効くスペルを搭載しようと考えるだろう。モダンの環境であれば「致命的な一押し」や「流刑への道」、「稲妻」などの除去。あるいは、「コジレックの審問」や「思考囲い」などのハンデスが一律3マナになり、「三なる宝球」が置かれた後に唱えようとすると2マナもコストが増加する事になる。

 

 4マナ使える状況で、手札からこれらのスペルが4枚使えるところを、このカード1枚で1枚しか使えない状況にできる。コントロールがこれを置かれたなら悶絶ものである。

 

 このカードを隠して1勝できれば、勝ちはぐっと近づく筈だ。

 


 搭載デッキ考察

 

 では最後に、どのようなアーキタイプの相性が良いのだろうか。

 

 先ず除外されるのは青系のコントロールデッキ。これらのアーキタイプは軽量呪文に支えられており、自身の動きを大きく阻害する。

 

 同じようにバーンやウィニーも有効ではない。また、コンボやランプはこのアーティファクトを置いている間にコンボ始動の準備を進めた方がよく、適さない。


 このカードが真価を発揮するのは、やはりミッドレンジである。お馴染みのアブザンミッドレンジや探査を持つクリーチャーを搭載したデッキなら、自身の受ける影響を軽減し、ゲームを有利に進める事ができるだろう。

 

 全体に影響を及ぼすため、デッキの設計は難しいが、使いこなせば「血染めの月」に匹敵する威力を持つ面白いカードだ。

 


 このカードを総評すると

 

強さ ⇒⇒⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・2ターン目に置く事ができればかなり有利に)

面白さ ⇒⇒⇒⇒ ★★★☆☆(星3・お互い大振りになるため、読み合いが肝に)

理不尽さ ⇒⇒⇒ ★★★★☆(星4・軽量コントロールやチェインコンボが喰らうと絶望的)

 

 今回は、軽量呪文を一律3マナにしてしまう「三なる宝球」を紹介した。私も置かれた事があるが、使われると悶絶するレベルの強さを持ったカードだ。軽量なコントロールデッキを相手に苦戦する場合は、このカードをサイドボードに潜ませて見ても良いかもしれない。

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